スケート部

スケート部・関東大学アイスホッケーリーグ戦 対早大2回戦

2016年11月28日

11月23日 ダイドードリンコアイスアリーナ

堅い守備で早大制す

 3日前の東洋大戦で今リーグ初黒星をつけた中大。「負けをくよくよしても始まらない」(加藤槙之助・総4) と気持ちを切り替え、堅い守備と攻めの姿勢で早大を3-1で抑えた。

〈第1ピリオド〉

  東洋大に敗北を喫し、絶対に負けられないこの一戦。「気合いが入り直った」と語るGK金子将太朗(法2)が開始2分、ナイスセーブを見せる。それに続くように他の選手も応える。4分、相手GKのはじいたパックに反応した斎藤大知(法1)のアシストで乾純也(総3)が先制点をあげた。その3分後、坂本颯(法3)が相手に倒され、反則をした相手選手がこの試合終了時間まで退場のペナルティを受ける。このプレーで坂本は膝を負傷するも、プレーを続けた。この後も果敢に攻め続けるがゴールにはならず、第1ピリオドを1-0で終える。

▲この試合2得点を決めた乾

〈第2ピリオド〉

 25分、サイドからゴールを決められ同点に追い付かれる。それでも、変わらず中大ペースで試合を進める。31分、乾純也(総3)がこぼれたパックにサイドから合わせるもGKにはじかれたように思われた。しかし、審判の判定の結果ラインゴールとなり、乾が2得点目をあげた。その約1分後、ゴール前でパックを受け取った鈴木健斗(法4)がサイドにパスを出し、それに笹渕雅人(総4)が冷静に押し込み3点目を決めた。このピリオド、シュート数が9-9と均衡した展開となったが、点差を2点に広げた。

〈第3ピリオド〉

 このピリオドも互いに譲らない攻防をみせる。「簡単に勝たせてくれない相手だということは分かっていた」(八戸監督)。早大の強い当たりに対しても中大は崩れず、「打たせない、入れさせない」(坂本)の堅い守備で得点を許さなかった。「東洋戦で5失点しちゃってるので、一層守りの意識を高く持って臨んだ」と加藤主将が言うようにこの試合の失点を1に抑え、3-1で勝利した。

3点目を決めた笹渕

 現在、明大と勝ち点が並んでいる中大。順位は最終戦の明治戦にゆだねられた。「一度東洋戦で落ちたから後は上がるだけ」と金子。膝の調子が心配される坂本だが「東京で先輩たちとできる最後の試合なので負けられない」と頼もしいコメントをした。互いに負けられない最終戦に注目が集まる。

試合結果

◯中大3(1-0、2-1、0-0)1早大●

◆中大の得点

04:41 G23乾 A77斎藤

31:53 G23乾 A26坂本 77斎藤

32:33 G27笹渕 A21鈴木

 写真・記事:「中大スポーツ」新聞部