スケート部

スケート部・関東大学アイスホッケーリーグ戦対法大2回戦

2016年11月21日

11月13日 ダイドードリンコアイスアリーナ

二冠へ! 残り三試合!!

 秋季リーグ戦も終盤に差し掛かった。相手は一回戦を6-3で勝利した法大。試合序盤「相性なのかな、悪くはないはずなんだけど。上手くいかない」(加藤槙之助主将・総4)と苦戦する選手たちだったが、試合を進めるにつれ本来のリズムを取り戻す。一回戦よりもゴールの数は減ったものの、逆に失点を1に抑え4-1で勝利。残りの東洋大、早大、明大戦に向けてそれぞれの課題が見つかる試合になった。

▲乾純也(総3)

〈第1ピリオド〉

「(前試合から)二週間開いたっていうのが影響したのか」(加藤主将)、なかなかリズムがつかめない。八戸監督も「第1ピリオドが一番悪かった」と試合後苦笑した。それでも徐々に自分たちの流れを引き寄せる。約16分、齊藤大知(法1)からのパスを現在ポイント王ランキング1位独走状態の坂本颯(法3)が決めた。チームの頼れる男は渾身のガッツポーズを見せ、ぎこちなかった雰囲気を一掃した。

▲シュートを打つ坂本

〈第2ピリオド〉

 ピリオド間にパワープレーが多かったのに決めるときに決められなかったことを確認。確かに中大は一つの反則も取られなかったが、三度のパワープレーという絶好の機会で得点には至らなかった。しかし今度は法大が反則ゼロに対して、中大が3つのペナルティーをとられてしまう。得点を決めやすい機会はなかったものの、約31分、キーパーの肩上を通り越す鮮やかなシュートが決まった。「たまたまっすよ(笑い)」(桶屋樹生・経3)と試合後振り返った。

〈第3ピリオド〉

 1点リードで迎えた最終第3ピリオドに待望の瞬間が訪れた。はじかれたパックを追った鈴木が、相手キーパーとのにらみ合いを制し、得点を決めた。「チャンスが何度もあった中で、これは絶対に決めないといけないシーンだった。秋リーグ一得点目を決めることができて、一応ほっとしている」(鈴木健斗・法4)。  偶然か狙ったものか、試合終了23秒前には追加点も生まれた。キーパーを下げ法大が6人で攻撃しているとき、クリアしたパックが無人のゴールに吸い込まれていった。カウントを4-1としたところで試合を終えた。

▲3点目を決める鈴木

 秋季リーグ戦も残すところあと3試合になった。現在首位を走る中大だが、2位明大とは勝ち点の差は3。続く3位東洋大もいまだ無敗で、油断は許せない。「勝ち点を落とせない試合が続く」と八戸監督は緊張の面持ちで語った。  次の試合は現在3位の東洋大。監督の表情とは裏腹に「勝ちますよ! 勝てます、勝てます。チームの雰囲気は良い感じで勝つ気しかしない」(桶屋)と選手の声は力強い。頼もしい言葉に大きな期待が懸かる。

◆試合結果

○中大4(1-0,1-1,2-0)1法大●

◆中大の得点

16:37 G26坂本 A齊藤大知(法1)

31:42 G61桶屋 A21鈴木、11植森脩太郎(法1)

57:32 G21鈴木 A26坂本、65蓑島圭悟(法2)

59:37 G3稲村悠人(商3) A67高見悠斗(総2)

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部 サッカー部担当