スケート部

スケート部・関東大学アイスホッケーリーグ戦対早大1回戦

2016年10月10日

10月2日 ダイドードリンコアイスアリーナ

首位タイに浮上、いざ明治戦へ

 前回大会3位の早大と対戦。序盤に1点を奪うが、第2ピリオドで2点を先行され、苦しい展開が続く。しかし、後半に怒涛(どとう)の追い上げをみせ、逆転勝利。中大は反則を一つも出さず、6-3で試合を制した。GKは水澤望(文4)がフルで出場。「あれだけセーブを連発したのは評価したい」(八戸監督)。

(第1ピリオド)  

 開始2分、桶屋樹生(経3)が松沢健也(文3)からの絶妙なパスでゴール上にシュート。先制点を奪い、好スタートを切った。「前の試合でスタートが課題だと話していて、そこを意識していたので良かった」(加藤槙之助主将・総4)。しかしその後、早大の堅い守りで、なかなか自分たちのペースをつかむことができず、リードを奪うも1-0で第1ピリオドを終えた。

▲桶屋

(第2ピリオド)  

 開始直後に試合は動いた。開始1分で早大にゴールを奪われたかと思うとそのわずか40秒後、簡単に逆転を許してしまう。「ディフェンスとフォアードのコミュニケーション不足。自分たちのミスです」(乾純也・総3)。  ここから試合は一気に早大ペースに。悪い流れはなかなか断ち切れず、8分後さらにダメ押しの1失点。2点差を追いかける苦しい展開となる。

 しかしここで黙っている中大ではない。第1ピリオドで両校ゼロだった反則を早大が連発すると流れが変わる。パワープレーのチャンスを手にした中大は、乾と齊藤大知(法1)がそれぞれ1点を決め、同点に追いついた。

(第3ピリオド)

 「(最近の試合は)1、2ピリの戦い方がうまくない」(監督)。中大は、対法大戦や対東洋大戦で、負けていても追い返すという展開を繰り広げてきた。「いつも3ピリに点を決めることができるので焦りはなかった。いつも通りやっていれば勝手に点が入ってくるという感じだった」(坂本颯・法3)。そんな自信を胸に挑んだ運命の第3ピリオド。勝ち越し点を挙げたのは乾。「個の力というより味方のパスやいいアシストのおかげ」(乾)。これで勢いづいた中大は攻めの姿勢を保ち続け、連続得点で早大を一気に突き放し、逆転勝利を収めた。

▲喜ぶ選手たち

 次戦、前半戦のトリを飾るのはここまで勝ち点16で同率首位の宿敵明治。夏の大会で敗北を喫した相手だが、次戦が今大会の順位を左右するといっても過言ではない。「夏の大会で負け、こっちはチャレンジャー。チャレンジャー精神で臨みたい」。(坂本)

◆試合結果

○中大6(1-0、2-3、3-0)3早大●

◆中大の得点

2:47 G61桶屋 A64松沢 A4松浦大貴(法4)

36:31 G23乾 A26坂本 A29加藤主将

38:03 G77齊藤 A23乾 A26坂本

49:41 G23乾 A26坂本 A29加藤主将

51:48 G26坂本 A77齊藤 A29加藤主将

55:01 G26坂本 A65簑島圭悟(法2)

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部