スケート部

スケート部・関東大学アイスホッケーリーグ戦対東洋大1回戦

2016年10月03日

9月22日 ダイドードリンコアイスアリーナ

連勝4でストップ! 今大会初のドロー

 秋のリーグ戦1回戦も後半戦に差し掛かった。相手は昨年の同大会で4位だった東洋大。第1、第2ピリオドとポンポンと得点を入れられリードを許す苦しい展開だった。第3ピリオドで何とか追いつき3-3で試合を終えると、八戸監督は「最後までしんどかった」と苦い表情を浮かべた。

▲加藤主将

(第1ピリオド)

 均衡が崩れたのは開始6分が経とうとした時だった。坂本颯(法3)がフッキングで2分のペナルティーを受け、中大は守りに徹さざるを得なくなる。ここぞとばかりにシュートの強襲を受けたが、桶屋樹生(経3)は氷にダイブし、文字通り体を張って対応。チーム全員で得点を防いだ。しかしゴール向かって右側を気にしていたGK金子将太朗(法2)の裏を一気に突かれ、今大会初の先制点を許してしまう。その約3分後にも追加点を決められ、中大は0ー2と差を広げられてしまう。「試合の入りで集中力の足りないところが出たんじゃないか」(加藤槙之助主将・総4)。中大にも惜しいシュートは何本かあったものの、決定的な流れを引き寄せられずに第1ピリオドを終えた。

▲守備に徹する中大

(第2ピリオド)

 追いかける中大は開始8分に仕掛ける。ゴール正面でパックを受けた脇本直迪(法3)が放ったシュートはキーパーに惜しくもセーブされてしまう。が、こぼれたところをすかさず小野光太郎(総3)が反応。ゴールに押し込んだ。

 しかし歓喜に沸くのも束の間、その約1分後にはさらに得点を決められた。差は縮まらないまま、勝負の行方は第3ピリオドに託された。

(第3ピリオド)

 「東洋大は走ってくるチームだから(スピードが)落ちるかな」(蓑島圭悟・法2)と思っていた中大の読みは当たった。前へ足が出にくくなった相手を突き放すスピードでゴールに一気に攻め込むと、加藤主将からパスを受けた齊藤大知(法1)のシュートを放つ。枠を捉えられなかったが、攻め込んできていた坂本が押し込み、再度1点差へと詰め寄る。

 必死に守ろうとするばかりプレーが粗くなってしまったのか、東洋大はペナルティーを連発。試合時間残り5分、パワープレーの絶好の機会で、頼れるキャプテンが得点を決め同点とした。

▲得点を喜ぶ選手達

 「(試合を)落とさないことは良かった」(八戸監督)。現在、熾烈な優勝争いをしている明大は1敗も喫しておらず、現在2位の中大は一つの土もつけられない。ここから現在3位の早大戦、そして明大戦と、緊張した試合が続くが、「(選手たちは)体調、メンタルが(今は)いいので崩さないように」(八戸監督)目の前の一つ一つのゲームに照準を合わせていく。

◆試合結果

△中大3(0-2,1-1,2-0)3東洋大△

◆中大の得点

28:52 G83小野 A16脇本

48:08 G26坂本 A77齊藤、29加藤主将(総4)

55:03 G29加藤主将 A23乾純也(総3)、65蓑島

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部