スケート部

スケート部・関東大学アイスホッケーリーグ戦対慶大1回戦

2016年09月12日

9月10日 ダイドードリンコアイスアリーナ

初戦を完封勝利!!

 約三ヶ月にも渡る秋のリーグ戦が始まった。中大は骨折のため、主戦力である鈴木健斗(法4)を欠き、さらにセットのメンバーを大きく動かし「まだ順応しきれていない」(加藤槙之助主将・総4)状態でもあったが、中大勢は奮起。慶大を相手に8-0の完封勝利を収めた。「いいスタートを切れた。ここから一戦一戦チーム全員で全力で戦っていきます」(加藤主将)。狙うは優勝、ただ一つだ。

〈第1ピリオド〉  均衡が崩れたのは開始3分が経とうとしたときだった。パックを奪うと、慶大選手が完全に戻り切る前に、松浦大貴(法4)が攻撃のサイドを変える。松浦からのパスを稲村悠人(商3)が受けると、ゴール左に構えていた高見悠斗(総2)へ。GKの隙間を狙い撃ちした。「自分が決めようと思っていた」(高見)と頼もしいコメントをした。  流れを途絶えさせまいと、蓑島圭悟(法2)、乾純也(総3)がそれぞれ一得点ずつ決め、一気に3-0とリード。このままゴールラッシュになるかと思われたが、慶大も黙ってはいない。堅い守りに阻まれ、第1ピリオドを終えた。 

▲2得点目を決める蓑島

〈第2ピリオド〉  3-0で迎えた第2ピリオド。開始3分、相手のパスをカットした小野光太郎(総3)がブルーライン付近からゴール正面にいた坂本颯(法3)にロングパス。GKと一対一になり、相手の出方を見極めながらシュート。パックはGKの肩を通り抜け、決まった。  その後は両者にらみを利かせ、なかなか得点につながらない。36分には、慶大の反則でパワープレイのチャンスが訪れたものの、粘り強いDFに阻まれ追加得点はならなかった。

▲坂本

〈第3ピリオド〉  チャンスは開始直後に訪れた。蓑島がすぐさまパックを持つと、リンク中央をぶった切るロングパスを出す。受けた坂本は打つかと見せかけたが、ゴール正面に構えていた乾純也(総3)にさらにパス。パックを確実に捉え、ゴールに押し込んだ。開始わずか10秒の出来事だった。  その3分後、またも第1セットが躍動する。自陣ゴール裏で立て直した後、蓑島からセンターライン付近で坂本が受ける。齊藤大知(法1)、加藤主将とパスを回すうちに坂本は一気にゴール右手へ。相手DFの一瞬の隙をつき、得点を重ねた。  その後GKを金子将太朗(法2)から水澤望(総4)へ交代した。中大が2点を追加する間、最後とばかりに慶大の攻撃は勢いを増したが、一度もネットを揺らされることなく試合を終えた。

 ▲8点目を決め喜ぶ選手達

今試合では中大のペナルティーが一つもなかった。昨月、北海道苫小牧で行われたサマーカップではペナルティーが多かったこともあり、明大を相手に優勝を逃した。そのときの反省も生かして、試合前八戸監督は選手たちにペナルティーをもらわないことを目標と課した。試合後「今日はそれが達成できた。評価できる」(八戸監督)と相好を崩した。  秋のリーグ戦は3ヶ月に渡る長丁場だ。一試合、一試合ごと課題が出てくることだろう。見つけた改善点を直しつつ、それまでの修正部分を維持していかなければ、14試合を勝ち切ることはできない。昨年度に引き続き、今年度の目標である「三冠」へ向けて内容にもこだわっていく。

◆試合結果中大8(3-0、1-0、4-0)0慶大●

◆中大の得点 2:50 G67高見  A3稲村、4松浦 5:58 G65蓑島 A67高見、 29加藤主将 11:17 G23乾 A10小泉智也(法3)、 4松浦 23:33 G26坂本 A83小野 40:10 G23乾 A26坂本、 65蓑島 43:15 G26坂本 A29加藤主将、77齊藤 53:26 G27笹渕雅人(総4) A64松沢健也(文3) 57:41 G65蓑島 A26坂本、23乾

次の試合は関東大学アイスホッケーリーグ戦対日大1回戦(9月11日(日) 12:30~ ダイドードリンコアイスアリーナ)です!

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部