スケート部

スケート部・関東大学アイスホッケー選手権大会決勝 対明大戦

2016年05月23日

4月29日 ダイドードリンコアイスアリーナ 因縁の相手に7-1で勝利! 春のトーナメントを制す

 関東選手権決勝の中大対明大は、5年連続で同じカードとなった。準決勝とはうって変わり、落ち着いた試合展開を見せた。特に攻撃の要、鈴木健斗(法4)がハットトリックを達成するなど、終始中大のペースで試合が進み、7-1の大差で優勝。昨年度優勝校の威厳を見せた。「再度三冠」という目標にもう一度挑む。

▲表彰式後の集合写真

〈第1ピリオド〉  試合開始直後、体であたってくるチームスタイルの明大が試合の流れを握る。幾度の危ない場面を迎えたが、前試合でゲーム・ウィニング・ショットをすべて止めたGK金子将太朗(法2)の堅い守りに助けられる。  対する中大の攻撃は「堪える時間が多かった」(八戸監督)。試合が動いたのは14分。ゴール裏から加藤槙之助主将(総4)がゴール右の空いたスペースにパスを出す。相手は反応する余地もなく、パックに飛びついた小泉智也(法3)がゴール。先の試合の反省だった、パワープレーで確実に得点をものにした。

▲ゴールを守るGK金子

〈第2ピリオド〉  27分、坂本颯(法3)がパスを受けたかに見えたが取り損なう。しかしそのパックを、後ろに控えていた鈴木が見逃さずにゴール。型にはまった、きれいなゴールとは言えずとも、2点目をもぎ取った。 さらにその8分後、今度は、鈴木のシュートがはじかれた後に蓑島圭悟(法2)がすかさず反応。ゴール正面にフリーでいた坂本にパスし、得点を決めた。「完璧だった。圭悟(蓑島)からのパスも狙ったコースも、嬉しかったし、気持ちがよかった」(坂本)と笑顔で語った。

〈第3ピリオド〉 4点差をつけて挑んだ、最終第3ピリオド。中大はそれまでと同様、果敢にゴールを狙っていた。ところが43分、完全に不意を突かれ、1点を返されてしまう。「(完封を)狙っていた。意識しすぎてしまった」(金子)と省みた。しかし「自分の完封よりもチームの勝利が大事」(金子)と気持ちを切り替え、その後の追加点を許さなかった。  試合時間残り約2分。鈴木健斗(法4)がこの試合3点目を決め、ハットトリックを達成。「素直にうれしいけど、勝ってこその結果」(鈴木)と控えめにコメントした。

▲鈴木 (ハットトリックの、的に)

スケート部はこれからシーズンオフに入る。「他のチームも自分たちを倒そうという強い気持ちで来ると思う。これ(一冠目)に満足せず、陸上トレーニングやウェイトトレーニングでパワーアップして秋のリーグ戦につなげたい」(加藤主将)。 今年度の目標は昨年度と同様に「三冠」。まずは一つ目をものにした。まだまだ長い道のりだが、目標に一歩近づいた。夏場のトレーニングでフィジカルが鍛えられ、チームとしての完成度も上がっていくことだろう。今後の活躍に期待だ。

◆試合結果 〇中大7(1-0,3-0,3-1)1明大●

◆中大の得点 14:10 G小泉 A佐藤,A乾純也(総3) 27:28 G鈴木 A坂本 35:33 G坂本 A蓑島,A鈴木 38:37 G蓑島 A坂本,A鈴木 47:51 G小泉 A乾,A笹渕雅人(総4) 52:35 G鈴木 A齊藤大知(法1),A坂本 58:13 G鈴木 A坂本

◆大会結果 ①中大②明大③東洋大 ▽個人賞受賞者 ベスト6 GK金子、FW鈴木、FW坂本、DF笹渕、DF蓑島 最優秀新人賞 植森脩太郎(法1) 最優秀選手賞 加藤主将

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部