スケート部

スケート部・関東大学アイスホッケー選手権大会準決勝 対東洋大戦

2016年04月30日

4月23日 ダイドードリンコアイスアリーナ

GWSまでもつれた大接戦! 決勝進出!!

  昨年度のインカレでも準決勝で対戦した、東洋大との一戦。互いに一歩も譲らない試合になり、延長戦でも勝敗が決まらず、勝負の行方はゲームウィニングショット(GWS)へ。GK金子将太朗(法2)の見事な守備と、鈴木健斗(法4)、蓑島圭吾(法2)のゴールで決勝進出を決めた。

▲GWSでシュートを決めた鈴木

〈第1ピリオド〉

 開始直後から激しいパックの奪い合いが始まる。最初のチャンスは開始4分に訪れる。東洋大のパスをカットし、一気に敵陣へ。藤巻澄大(法4)がDF二人をかわしてゴール手前まで運ぶとゴール正面に飛び出した岩沢一希(法1)へパス。無駄のない、鮮やかなパスとシュートで得点が決まる。「決める気持ちでいた。決められて、流れを引き寄せることができてよかった」(岩沢)。  またその6分後には植森脩太郎(法1)が決め、2-0とリードを広げる。試合を有利に進めるかと思われたが、15分には約20mのロングシュートを決められてしまい、追い上げられる。

▲パスを出す加藤槙之助主将(総4)

〈第2ピリオド〉

 第1ピリオドとはうって変わって流れは東洋大へ。5分には、金子のマークの逆を突いたシュートを決められ、同点とされる。その3分後にも得点を重ねられ、今大会初のリードを許してしまう。中大も反撃を試みるものの、東洋大の堅い守備に阻まれいいリズムが作れない。1点ビハインドのまま最終第3ピリオドへ。

〈第3ピリオド〉

 1点を追いかける中大だったが、開始31秒に鈴木のゴールで同点に追いつく。しかし東洋大も意地を見せ、その4分後には再度リードされてしまう。しかしあくまで選手たちは冷静だった。「去年も同じような時間帯で、リードされてても追いつくということがあったから。いける、と思った」(鈴木)。その言葉通り、中大勢は残り時間約4分というまさに土壇場で4-4に追いつき、延長戦にまで持ち込んだ。

▲好セーブの金子

 延長戦でも勝負は決まらず、GWSにもつれ込む。先攻の中大は、一番手坂本颯(法3)が外してしまったものの、二番手の鈴木、三番手の蓑島がきっちりと決めた。また金子の好守備でゴールを許さず、中大は5-4で決勝進出を決めた。  試合後加藤主将は「勝ててほっとした」と安堵の表情で語る一方「もったいないミスが多かった」とも厳しい顔で振り返った。今年度の中大スケート部の目標は『三冠を再び』。まずはその一つを手に入れる。「胴上げします。いいイメージはできているんです。それを現実にします」(加藤主将)と意気込んだ。

◆試合結果

〇中大5(2-1,0-2,2-1,0-0)4東洋大●

→GWSで2-0の末、5-4で勝利

◆中大の得点

4:41 G19岩沢 A8藤巻、3稲村悠人(商3)

10:34 G11植森 A27笹渕雅人(総4)、23乾純也(総3)

40:31 G21鈴木 A29加藤、26坂本

56:11 G23乾 A27笹渕、11植森

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部