スケート部

スケート部 関東大学アイスホッケーリーグ戦対慶大1回戦

2015年10月12日

10月3日 ダイドードリンコアイスアリーナ

鈴木が5得点! 終盤の貪欲な攻めで慶大破る

▲本日5得点の鈴木

 ここまで3試合全勝と、着々と白星を重ねる中大スケート部。4戦目となる試合の相手は慶大。常勝軍団である中大にとって格下の相手であったが試合序盤は相手の猛攻に戸惑う場面も見られた。しかし、相手の隙を見つけるとパックを取り返しチャンスを伺った。終盤になると「点が入りだしてうちのペースになった」(八戸監督)と、シュートが次々と決まり、終わってみれば12得点。強豪の意地を見せつけた試合となった。

〈第1ピリオド〉

 試合開始直後、相手の反則でさっそくチャンスを作る。しかし相手の速い動きになかなか対応できず、パックを取ったり取られたりと我慢の時間が続いた。その後もパスを上手くつなぎフェイントを仕掛けゴールを目指すが、なかなか決まらない。反対に相手に自陣へ攻められてもGK金子将太朗(法1)がしっかり止め、隙を作らなかった。そんな金子に応えようと試合が動いたのは第1ピリオド残り約10分。「足を動かしてどんどん攻めるのが自分の仕事」と語る鈴木健斗(法3)が1点を決める。その後今度は鈴木と同じセットの坂本颯(法2)が2点目を決める。「1人がずっと(パックを)持っているのではなく、速いパスを中につないでいるのがいい」と八戸監督もこのセットを称賛した。しかしその約2分後、今度は相手に隙を許してしまう。気の緩みからか2点を返され同点に追いつかれると、試合は振り出しに戻ったまま第1ピリオドを終えた。

〈第2ピリオド〉

 第2ピリオドでは開始直後から積極的にシュートを打つが、相手のGKに阻止されなかなか決まらない。またしても試合を動かしたのは鈴木だった。中島彰吾主将(総4)からパスをもらうとパックはきれいにゴールに収められた。その後、古橋真来(法4)がパックを持つと敵陣を上手くかわし4点目のゴールが決まった。さらに相手の猛攻にも負けず、反則を取られて数的不利の状況でもしっかり守る。終了間際には本日3得点目となる鈴木のゴールが決まり、試合の流れをつかんだ。

▲パスとシュートを使い分け本日2得点の古橋

〈第3ピリオド〉

 最終ピリオドでは「パックを持つ時間が長くなった」と言う古橋の本日2点目のゴールを皮切りに、次々と得点を決めていく。相手の反則も誘いつつ、チャンスを逃さない。鈴木はこのピリオドでも合計2点を決める。「(5得点は)なかなかない」と振り返った。また、残り5分には佐藤優樹(総1)の大学初ゴールが決まった。佐藤は試合後「ハードワークでチェックしていきたい」とアピールした。最終ピリオドは終始パックを持ち続け、このピリオドだけで7得点。相手には1得点も許さず試合を終えた。

▲初ゴールを決めガッツポーズする佐藤

 12得点の圧勝で決めた4連勝だが、次戦からは東洋大、早大、明大と強豪との戦いが続く。「(前半戦の)ラスト3戦が一番大事なのは意識してきた。この調子を崩さずにしっかり準備して向かっていきたい」(中島主将)と備える。慶大戦は次へ向け、弾みのつく試合となった。

◆試合結果

中大12(2-2、3-0、7-0)2慶大●

◆中大の得点

08:35 G21鈴木 A65蓑島圭悟(法1)、19中島主将

09:54 G26坂本 A5加藤槙之助(総3)、19中島主将

29:03 G21鈴木 A19中島主将

34:59 G18古橋

39:01 G21鈴木 A5加藤

42:39 G18古橋 A68星龍之介(法4)

43:21 G5加藤 A26坂本、19中島主将

46:57 G21鈴木 A17平間健太郎(総4)、19中島主将

49:26 G19中島主将 A21鈴木、65蓑島

53:12 G21鈴木 A19中島主将

54:22 G10小泉智也(法2) A30佐藤

59:39 G30佐藤 A19中島主将、26坂本

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部