スケート部

スケート部 日本学生氷上競技選手権大会ホッケー部門準決勝対明大

2015年01月23日

1月8日 北海道・日本製紙アイスアリーナ

乱打戦の末、準決勝敗退。3位決定戦へ

肩を落として観客にあいさつする選手たち

 1月5日からインカレが北海道釧路市で開催されている。2年ぶりのインカレ優勝を狙う中大は、準決勝まで勝ち進んだ。準決勝の相手は、春と秋で二冠を達成し、今大会で三冠を狙っている強豪明大。両者打ち合いの試合になったが、中大らしい守備ができず、5-7で敗戦してしまった。

〈第1ピリオド〉   
 中大は最初から流れをつくった。試合開始50秒で鈴木健斗(法2)がきれいなシュートを決める。このまま勢いに乗ろうとするが、13分に明大が同点に追いつく。18分にキルプレーとなると、19分に明大に追加点を与えてしまった。1-2で第1ピリオドを終える。

〈第2ピリオド〉   
 1点差と緊迫した中スタートしたが、明大が勢いづいてしまう。2分に明大がシュートを決め2点差と離された。しかし8分に、キルプレーから鈴木が相手のパスをカットして攻め上がりシュートを放つ。そのリバウンドを中島彰吾(総3)が決め、1点差まで戻して2-3となる。ここから流れを中大の方へ引き寄せたいと思っていた矢先、中大の守備の空いたスペースを明大が駆け抜け、9分からの3分間に計3点を次々と決められてしまった。ここで中大はタイムアウトをとる。悪い流れを断ち切り、なんとか同点まで追いつきたい中大。2-6と苦しいゲームスコアの中、パワープレーであった33分に、越後智哉主将(法4)が落ち着いてゴールを決める。その後も果敢に攻めシュート数を上げるがなかなか決まらず第2ピリオドは終了した。

〈第3ピリオド〉   
 3点差と苦しい状況であったが、中大は諦めずにパックを追いかけ続ける。3分に秋のリーグ戦で大活躍した古橋真来(法3)が点を入れ、会場を沸かせた。このまま追いつきたかったが、勢いを保つことができず7分に明大に追加点を与えてしまう。それでも諦めずに攻め続け、16分には伊藤剛史(法4)がパックをゴールに運ぶ。またいい流れを作った中大は、残り1分30秒は6人攻撃を仕掛けるが、追加点を上げることはできずに試合終了のブザーが鳴ってしまった。

 中大は今年度は三冠を目指して戦ってきたが、無冠でシーズンを終えることが決まってしまった。「勢いよくいける場面で得点した後の失点が目立った。少ない得点でも守り切るという中大のホッケーができなかった」(越後主将)というように、強豪相手に自分たちのペースで試合をすることができなかった。「7点も取られれば負ける」(腰越コーチ)、「5点も取って負けるのは守りがいけない」(越後主将)というように、攻撃力はあったが守備に隙ができてしまった。  明日は関大と3位決定戦が行われる。「4年生は明日で引退。気持ちよく引退できたらいいと思う」(越後主将)と、気持ちを切り替え挑む。

◆試合結果 
中大5(1-2、2-4、2-1)7明大〇

◆中大の得点
0:50 G21鈴木 A4松浦大貴(法2)、81古橋
28:42 G19中島 A21鈴木
33:54 G29越後主将 A54伊藤
43:56 G81古橋 A30八戸翔太(総4)、54伊藤
56:25 G54伊藤 A29越後主将