スケート部

スケート部 関東大学アイスホッケーリーグ戦対東洋大2回戦

2014年11月14日

11月9日 ダイドードリンコアイスアリーナ
粘りを見せるも1回戦の雪辱果たせず
中島2得点で得点王トップに

中島と得点王の座を争う古橋

 1回戦で敗戦を喫した相手、東洋大にリベンジを果たすべく挑んだこの試合。相手の強いチェックにもめげず同点に追いつくが、決勝打を決められずに引き分けのまま終了した。「勝ったら優勝に近づける状況だったので気合いを入れすぎた」(江守監督)。決して悪い内容ではなかったものの、悔しさの残る結果となった。


〈第1ピリオド〉
 序盤、パックを積極的に自陣に運ばれ危機を招いたが、その都度DFやGKが中心となり得点を許さなかった。また攻撃面でも相手の反則も生かし、チャンスを作ると積極的にゴールを目指した。お互い譲らず我慢の時間が10分以上続き、キルプレーによるピンチを招いた直後、最初に得点したのは東洋大だった。このまま第1ピリオドは終了し、中大のチャンスは第2ピリオドへと延ばされた。

〈第2ピリオド〉
 1点ビハインドで迎えた第2ピリオド。前回の東洋大戦で「アタッキングゾーンで(パックを)回すだけでなく、シュートを打てないと意味がない」と語った中島彰吾(総3)が沈黙を破った。開始早々積極的に打ちにいったシュートに中大の選手は元気を取り戻した。その後も相手の激しいチェックに苦しんだが、数的有利な状態に持ち込むと一気に攻め込み相手のゴールを脅かせた。しかし一本が決まらず、このピリオドでは勝負は分かれなかった。

本日2得点の中島

〈第3ピリオド〉
 第2ピリオドでつかみかけた流れをここでも再びつかみたいところであったが、開始早々勝ち越し点を与えてしまう。負けじとチャンスをうかがい同点打を放ったのは再び中島であった。中島はこれで得点王トップに立った。「追いつけたことに価値がある」(越後智哉主将・法4)と、このあとも絶対絶命のピンチを無失点に抑えて逆転のチャンスをうかがった。しかし「GKにパックが当たっているのに決めきれなかった」と、チャンスを生かせず引き分けに終わった。

 「第2ピリオドで相手の反則によりパックを保持する時間が長かったのに勝ち越せなかった」と試合を振り返った越後主将。しかしまだ優勝の可能性は残っている。残り2試合は強豪校との連戦になるが「気を引き締めて」(中島)勝ちに行く。また、個人成績の争いも熾烈(しれつ)を極めている。本日2得点の中島をはじめ、古橋真来(法3)や鈴木健斗(法2)などにも注目だ。



◆試合結果
中大2(0-1、1-0、1-1)2東洋大

◆中大の得点
20:53 G19中島 A5加藤槙之助(総2)、30八戸翔太(総4)
47:14 G19中島 A26坂本颯(法1)

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部