水泳部

水泳部(水球) 日本大学・中央大学対抗水泳競技大会水球競技

2015年07月10日

7月4日 東京辰巳国際水泳場

リーグ戦2位の日大相手に、日中戦5連敗

 「負けちゃいました…」。鳥越太順主将(文4)は、試合後悔しそうにつぶやいた。リーグ戦、日体大と早大の2強の一角、早大を倒し2位になった日大。その日大との伝統の1戦、日中戦で、前半をリードするも後半逆転され、敗戦。日中戦というプライドのぶつかり合いを制したのは、今年も日大だった。

 第1ピリオド、田嶋祐稀(文4)が先制ゴールを決める。しかしそこから3連続失点し、日大ペースに。粘る中大は、終了間際の残り6秒、畑森皓太(文3)が相手の軽いファウルからフリーになったところで得点。3-5で第1ピリオドを終える。  第2ピリオドも中大が先制。足立未遼(商4)が得点する。さらに、日大の選手が退水したところで再び足立がゴールし、第2ピリオド開始早々に5-5の同点に。同点のまま点数が動かず試合は進む。残り3分を切ったところで得点したのは日大だった。リードを許すも、粘り強いディフェンスで相手ボールを奪ってチャンスをつくり、田嶋と鳥越主将の同点、逆転ゴールで7-6。中大リードで試合を折り返した。

 第3ピリオドは開始から日大が4連続得点。選手交代によってタイプの違う攻め方をしてくる日大に苦戦し、7-10と離される。田嶋が相手ディフェンスを退水させてからゴールするなど、技ありのオフェンスを見せるも、その後も失点し8-12。苦しい展開となる。  第4ピリオド、積極的なディフェンスを見せていた山谷峻(文2)に重いペナルティが出され、相手にペナルティゴールが与えられる。ここをきっちり決められ流れは完全に日大に傾いてしまった。前半機能していたディフェンスにファウルが増え、退水から失点してしまう。日大の猛攻を止められず、8-18に。最後まで諦めない中大は、残り9秒で鳴海航介(文3)がゴールを決める。9-18と1点を返したが、ここで試合終了。結果としてはダブルスコアでの敗戦となってしまった。

 アクシデントがあり、正規のGKが出場できず、急きょ瀧本真哉(文1)がGKを務めたこの試合。人数の少ない中大にとっては危機的状況だったが、総力戦で前半リードをもぎ取った。だが終わってみればダブルスコアの大敗。鳥越主将は「日大の選手が交代交代で出てくるので、別のチームのようで、その緩急についていけなかった」と敗因を語った。「後半は体力というか、集中力が切れてしまった」と人数のビハインドも大きい。インカレでは課題の第3ピリオド以降の攻略がカギだ。「自分たちの弱点を補い、相手の弱点をついてやっていく」。

◆試合結果

●中大9-18日大○

(3-5、4-1、1-6、1-6)

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部