女子卓球部

女子卓球部・関東学生卓球春季リーグ戦後半戦

2016年05月24日

5・21、22 所沢市民体育館

5・21 対大正大戦 1ゲームを取られるも危なげなく2勝目

▲ストレート勝ちを収めた明神

 1勝3敗で前半戦を終えた中大。後半戦の初戦は昨季7位の大正大との対戦。ダブルスで1ゲームを取られるも、他のゲームでしっかりと勝利し、ゲームカウント4-1で2勝目を挙げた。

 1番手、山本怜(文3)がフルセットの末、勝利し、2番手は今季、シングルス初出場の明神佑実(文3)。得意とするカットマン相手にストレート勝ちを収め、主導権を握った。3番手の山本・森田彩音(法1)組は敗れるも、4番手、森田が相手の主将、荒木に勝利。最後、秋田佳菜子(文2)・美濃口千夏(文2)組がフルセットで勝利し、ゲームカウント4-1で勝利した。

 勝利を挙げたが、「今日みたいな相手にはダブルスで勝たないといけない」と大場監督。実力者がそろう中大にとって大きな課題が見つかった。

5・21 対国学大戦 田中がデビュー戦勝利! 連勝を飾る

▲田中

 1番手の山本がリズムの良い試合展開でストレートで勝ち、試合の流れを作る。2番手の瀬山咲希(文1)も安定したプレーでストレートで勝利。続く瀬山咲希(文1)・中澤紬(文1)組は、1セット目は攻め込み先取するも、「攻めが足りない」(大場監督)とプレーの勢いに欠けフルセットで負けてしまった。  4番手で登場したのは、シングルスでは初出場の田中田愛弥香(経1)。2セット目は10-12で粘り負けるも、終始冷静なプレーで点差をつけ、3-1で勝利した。

 チームは4-1で連勝。最終戦の専大戦へ「優勝が内定している相手に、胸を借りるつもりで挑みたい」(大場監督)。

5・22 対専大戦 森田が鈴木を撃破! 今季覇者に金星を挙げる

▲ガッツポーズを見せる森田

 3勝3敗で迎えた最終日の相手は今季の優勝を確定させていた専大。「悔いのないようにやれ」(大場監督)とアドバイスをもらった選手たちが奮起。ここまでシングルスで無敗だった安藤、鈴木の両エースから勝ち星を挙げるなど、ゲームカウント4-1で勝利。過去3年勝てていなかった相手に金星を挙げた。

▲秋田は1番手で勝利し、流れを呼び寄せた

 1番手の秋田は横浜隼人高の後輩である、宇田との対戦。秋田は力強いスマッシュが要所で決まり、徐々に主導権を握る。第3セットはわずか1点しか失わないなど、先輩の貫禄を見せ、勝利を奪った。2番手の山本は安藤との対戦。こちらは青森山田高時代のの後輩との対戦となった。簡単に最初の2セットを取るが、第3セットで安藤も粘りを見せ、デュースに持ち込まれる。それでも山本は粘り負けすることなく、14ー12でこのセットを取り、勝利した。安藤にシングルスで初めて土を付けた。

▲最後、秋田・美濃口組が勝利で締めた

 3番手は期待の新入生コンビ、瀬山・中澤組。相手は昨年の関東学生、全日学で優勝している安藤・鈴木組だ。瀬山・中澤組は1セットを取るなど粘りを見せるが、敗戦。大金星とはならなかった。4番手の森田は全日本選抜大会で優勝経験のある鈴木と対戦。「試合前に先輩からアドバイスをもらった」という森田は粘りながら最初の2セットを奪取する。その後、2セット奪われ、最終セットまでもつれるも、森田が圧巻の7連続ポイントを取り、そのまま勝負を決めた。5番手、秋田・美濃口組も第1、3セットでデュースになるも競り勝ち、勝利。ゲームカウント4-1で勝利し、専大に唯一の黒星を付けた。

 大会終了後、永田彩夏主将(法4)は「出だしが良くなかった。専大にも勝てたので、出だしが良ければ優勝の可能性もあった」と笑顔を交えながらも悔しそうに大会を振り返った。下級生中心で戦った今大会。優秀選手賞も3季連続で取った山本は「(調子が)悪いときに悪いままなのはまだまだ甘いところ」と苦言を呈した。4勝3敗の5位という結果に終わったが、優勝した専大に白星を挙げた他、1、2年生の躍進など、インカレに向けて弾みになる内容を残した大会となった。 

◆試合結果

中大4-1大正大●

○山本3ー2柴田

○明神3ー0中村

山本・森田組0ー3荒木・富川組○

○森田3ー1荒木

○秋田・美濃口組3ー2柴田・湯本組

中大4-1国学大

○山本3ー0荒川静

○瀬山3ー0近藤

瀬山・中澤組2ー3松本・佐野組○

○田中3ー1松本

○美濃口・秋田組3ー1小島・長尾組

中大4-1専大

○秋田3ー1宇田

○山本3ー0安藤

瀬山・中澤組1ー3安藤・鈴木組○

○森田3ー2鈴木

○美濃口・秋田組3ー0庄司・須藤組

◆大会結果

①専大②早大③東京富士大❺中大

優秀選手賞=山本

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部