女子卓球部
女子卓球部・全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)ダブルス
2015年11月09日
10月23、24日 京都・ハンナリーズアリーナ
中大対決を制するもインカレは制覇できず 前回王者に惜敗し山本・明神組3位入賞
秋、多くの観光客が足を運ぶ京都の地で行われた全日学。山本怜(文2)・明神佑実(文2)組が3位入賞、さらに永田彩夏(法3)・吉良あすか(文2)組がランク入り(ベスト8)を果たす。ベスト16にも他2組が残るという中大の活躍が光った大会となった。
▲西村・三上組
▲笑顔の富田・伊藤組
今大会のダブルスでは4年生の活躍も見られた。富田真凛主将(法4)・伊藤祐里子(法1)組、西村梓(文4)・三上千穂(法3)組がそれぞれベスト16という結果を残した。富田主将はシングルスに出場しないため、このダブルスが最後のインカレとなった。大会後、「(三上は)やりやすい相方。途中、コンビを解消したんですけど最後に組めて良かった」と西村。同期の富田主将も「インカレ団体で負けたペアに勝って借りを返せた。ここまで頑張ってこれて良かった」と満足げに振り返った。
今大会で中大勢として最も大躍進を見せたのは永田・吉良組だ。1回戦からの出場になったが、互いにカットマンでありながら「タイプが違うので苦手なところを補い合っている」(吉良)と、相性の良さ、粘りを見せ、勝ち進む。4回戦での試合ではセットカウント2-2となり迎えた最終5セット目。先にマッチポイントを奪われるも追いすがり、デュースへ。再びマッチポイントを取られるも得点を奪い返す。驚異の粘りを見せる。最後は3連続ポイントで勝利を収めて、ランク入りを決めた。
▲永田・吉良組
準々決勝では山本・明神組と永田・吉良組の中大対決が実現。通常、ベンチには監督、コーチやサポート役の控え選手が入るが、サポートは入らず、選手たちだけで試合行った。大場監督が「本当に久しぶり。インカレでは覚えてないくらい同士討ちというのはない」と述べるほど珍しい試合となった。永田・吉良組は4回戦で見せた粘りは見せたものの、山本・明神組に敗れてしまった。大会後、「(山本・明神組との対戦は)正直やめてよって思った。やっぱり強かった」と永田。それでもインカレの舞台で健闘を見せた。
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山本・明神組
中大対決を制した山本・明神組は翌日の準決勝で昨年度のダブルス王者、小道野・高橋組(早大)との対戦を迎えた。第1セットを奪われるも、続く第2、3セットを僅差で奪い、優位に立つ。第4セット、5-7のビハインドから5連続得点で一気にマッチポイントを迎える。しかし試合巧者の強豪ペアが逆に4連続で得点を奪う。長いデュースにもつれ込んだこのセットを山本・明神組は13ー15で競り負け、勝負は最終第5セットへ。最終セットも一進一退の攻防が続き、再びデュースにもつれ込む。しかしこのセットも競り負け、敗れてしまった。
「二人の調子が良くて上まで行けた。満足いく結果になった」と山本。明神も「(今大会が)いい経験になったので次もこのように結果を出していきたい」と満足げに振り返った。6位に終わった秋リーグから一か月少しでここまで個人の実力を上げた中大。来年こそはこの舞台で表彰台の一番上に中大のペアが立つことを期待したい。
◆試合結果
ダブルス1回戦
笹本野々香(文4)・小山みき(文3)組1ー3伊藤・岩切組(岡山商科大)○
○永田・吉良組3ー1菊池・矢澤組(朝日大)
ダブルス2回戦
○西村・三上組3ー2中本・石山組(金城大) ⚫
○永田・吉良組3ー0遠藤萌・遠藤幸組(東北大)⚫
○秋田佳菜子(文1)・美濃口千夏(文1)組3ー1若山・上野組(朝日大)⚫
○山本・明神組3ー0寺迫・小中組(神戸松陰女学大)⚫
○富田・伊藤組3ー2大田・村上組(愛工大)⚫
ダブルス3回戦
○山本・明神組3ー1福島・高原彩組(高知工科大)
○西村・三上組3ー0原山・原田組(立命大)⚫
○永田・吉良組3ー1辻原・望月組(近大)⚫
⚫秋田・美濃口組2ー3浜畑・高橋組(同大)○
○富田・伊藤組3ー2向山・池田組(関西学大)⚫
ダブルス4回戦
○山本・明神組3ー0佐藤・丹羽組(淑徳大)
○永田・吉良組3ー2桑村・粟屋組(龍谷大)⚫
⚫西村・三上組0ー3鷲塚・前瀧組(東富大)○
⚫富田・伊藤組0ー3阿部・徳永組(早大)○
ダブルス準々決勝
○山本・明神組3ー0永田・吉良組
ダブルス準決勝
山本・明神組2ー3小道野・高橋組(早大)○
▶大会結果
①安藤・鈴木組(専大)②小道野・高橋組(早大)③山本・明神組○ベスト8=永田・吉良組
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部