少林寺拳法部

連載第65回・少林寺拳法部

2017年09月28日

 連載第65回目は、少林寺拳法部です! 今回は練習場所にお邪魔させていただき、村本裕亮主将(法4)と奥田咲子(総1)の2人に、少林寺拳法の魅力などについてお話しを伺ってきました!

 

▲カメラを前にポーズを決める村本主将(左)と奥田

 

――競技を始めたきっかけは?

奥田「新歓が決め手でした。入学当初は武道とかをやろうとは思っていなくて。でも新歓で先輩の演武を見ていたらやってみたいと思って始めました」

村本主将「僕は中学の時から少林寺拳法部があって、そこに入部したのがきっかけでした。大学では辞めようと思っていたんですけど、高校時代の先輩が入部してて。『入るよな』って雰囲気だったので入部しました(笑い)」

 

――奥田さんは大学から始めたということですが、苦労したことや不安だったことは?

奥田「そんなに新歓の食事会に行っていなかったので、部の雰囲気が分からなかったことが不安でした。苦労したことといえば(少林寺拳法の)ルールを一から覚えたことです」

 

――普段はどういった練習を?

村本主将「最初の15~20分は全員でやっています。ただ、競技を始めたばかりの緑帯と黒帯だとレベルの差や体力の差があるので、30分経ったら資格別・学年別にするなど、レベルに応じた練習を行っています。今は大会前なので、大会に出る者は大会練習、出ない者は基本練習をやっていますね」

 

▲練習に取り組む少林寺拳法部のみなさん

 

――組演武や個人演武で意識している点は?

奥田「私は組演武をしているんですけど、やはりお互いの息が合わないといけない。自分一人でやっているとうまくいかないので、『ここはもっとこうしよう』と話し合うことを大切にしています」

村本主将「組演武ってやることが決まっているんです。でもそこで大切なのは、ダンスにならないようにすることで。少林寺拳法は武道なので、やることが決まっていても戦って見えるように演武することを意識しています」

 

――大会前のルーティーンは?

村本主将「何度大会に出ても、日本武道館で披露するのは本当に緊張します(笑い)。なので本番前は、みんなで円陣組んで大きい声を出して、アドレナリンを出して、リラックスするようにしていますね。個人的にはすごく緊張しやすい性格なので、『緊張してんな~』って思いながら頑張るようにしています(笑い)」

奥田「特にないです。でも新人戦前は早く寝るようにしていました(笑い)」

 

――少林寺拳法をしていて良かったと感じる瞬間は?

奥田「この前合宿があったんですけど、最初が本当に辛くて。でもその辛さを乗り越えた先に楽しみがあって。その時の達成感が気持ち良いと、やっていて良かったなって感じます」

村本主将「実は高校の時も主将をやらせてもらっていて、まとめる難しさっていうのはすごく感じているので、今もこうして主将をすることでまとめる力が身に付いたことですかね。あとは、少林寺拳法ってみなさん知らないので、美容院ですごくネタになります(笑い)」

 

――合宿ではどういった練習を?

奥田「基本、いつもの練習と一緒です。ただ普段の練習よりも濃い時間になるように取り組んでいました」

村本主将「うちは一応体育会系の部会なので、雰囲気は厳しめでやっています。あと1年生は部活内では一番下なので、礼儀作法などは大変だったかなって思いますね」

 

――村本主将が4年間で得たこととは?

村本主将「中大で少林寺を4年間やっていて良かったと思うのは、自由な大学生活の中で強制的な練習があることで、他の学部生とは違った仲間が出来たり、独特な組織に所属できて、一生ものの人脈を作れたことです。また、うちの部会は理工学部の人も一緒に活動するので、毎週月・金曜日は後楽園キャンパスで、水曜日は多摩キャンパスでやるので、部活内でも交流の場は多いです。あと僕は一般で入学しているので体育会系に入部することで、体連生とも仲良くなれたので、その点も良かったと感じますね」

 

――少林寺拳法で苦労したことは?

奥田「今は練習時間が終わるのが遅いので、次の日の1限が辛いです(笑い)。健康管理の大切さを感じます」

村本主将「ケガですね。あとは高校の時と比べて大学の方が縦社会が厳しいので、1年生の時はすごく苦労しました」

 

――魅力とは?

奥田「組演武、個人演武があるけれど、普段の練習はみんな一緒になってやる楽しさが魅力ですね」

村本主将「少林寺拳法って空手っぽいイメージがあると思うんですけど、中には関節技や投げ技があったりして柔道と空手のいいとこ取りっていう、バリエーションの豊富さが魅力ですね。また少林寺拳法は基本組手主体で二人で練習するため、仲間と切磋琢磨できるところも良いと思います」

 

▲笑顔で取材に応じる奥田(左)と村本主将

 

――部の雰囲気は?

奥田「仲良いです!」

村本主将「上下関係なく、みんな仲良いよね!」

奥田「いや! きっちり上下関係はあります(笑い)」

 

――「これだけは他部会に負けない!」ことは?

村本主将「ベタになってしまうかもしれないんですけど、やっぱり仲の良さ。体連らしくないので、いい意味で」

奥田「メリハリがありますね」

村本主将「部活以外の時はみんなでワイワイやって、仲を深めてます!」

 

――部、個人としての今後の目標は?

奥田「今、男女で組をやっているので、尊敬する先輩方に追いつけるよう頑張りたいです」

村本主将「部、個人としても11月後半に全日本大会があるので、出場選手みんなが入賞できるよう精一杯頑張ります!」

 

 お忙しい中取材にご協力いただいた村本主将、奥田選手、そして少林寺拳法部の皆さん、ありがとうございました。

 11月26日、全日本学生大会が日本武道館にて行われますので、ぜひ会場にてご声援をお願い致します。

 

写真:記事「中大スポーツ」新聞部