準硬式野球部

準硬式野球部 全国大学準硬式野球 準決勝対関東学院大

2015年08月24日

8月23日 石川県立野球場

打線爆発で快勝!明日は連覇の懸かる決勝へ

 応援団も駆けつけ盛り上がる雰囲気の中行われた準決勝。相手は大会ナンバーワン1とも評される投手率いる関東学院大。中大はスタメン全員が安打を放ち13安打、7-2で二年連続の決勝進出を決めた。

 先発は渡邊剛(商2)。初回、先頭打者から三振を奪うも連打を浴びピンチを迎える。しかしその後の打者を遊併殺打に抑え粘りを見せる。 3回以降は、7回まで毎回打者を3人で抑える落ち着きのある投球をみせ、「自分の投球ができてよかった」とふりかえる。

▲相手打線を無失点に抑えた渡邊

 先制したのは中大。1回裏、原田大輝(商3)が右前安打を放ち出塁すると、小貫慧太(商4)が犠打で進め、一死二塁のチャンスで江間奨平(商4)。「チームで一番バットを振ってきた」という江間は中越適時三塁打を放ち大きくガッツポーズ。「つなぐ四番目の打者」(江間)としての役割を果たした。 その後も四死球で二死満塁のチャンスを作り出すと、打席は今大会初打席の大畑幸平(文1)にまわる。大畑は左前適時打を放ち中大は2点を追加。一気にペースを中大のものにする。

 3回裏、江間と長島僚平(商1)が安打で出塁すると、比志和博(文4)が犠打で進め、一死二、三塁。またもチャンスで打席に立った大畑はスクイズを成功させ1点を追加。また、自身を「打つキャラではない」とも語っていた田中宏樹(商3)だが、続いて右前適時打を放ち、中大はこの回2点を追加した。

 その後4回、6回にも1点ずつを獲得し、7-0と相手に大きく差をつけ挑んだ8回、「追い込んでからの球が甘くなってしまった」(渡邊)と、連打を浴び、無死二塁としたところでマウンドを遠藤祐亮(文2)に託す。 遠藤はこの回のピンチを無失点に抑えたものの、9回には相手が最後の意地を見せ、2点を返され7-2で試合を終えた。

この日3打点の活躍をした大畑は、就職活動で一時的に金沢を離れた同じ高校の先輩、武内一馬(商4)に代えての出場だった。「武内さんの最後の全日本。なんとしてでも明日につなげようと頑張った」と、先輩の代役として十分すぎる結果を残した。

▲初回に適時打を放ち塁上で笑顔を見せる大畑。この日3打点の活躍

試合後池田監督は「正直ここまで来れると思っていなかった、今年のチームは経験が少ない分、それだけ練習してきた。そういう意味でここまで来れたというのは大満足」と涙をにじませ「優勝するぞ!絶対勝つぞ!」と意気込んだ。

決勝の相手は昨年同様の日大。リーグ戦ではおなじみのライバルであるために熱戦になることは間違いない。 「明日優勝するためにやってきた」(江間)。連覇に向け気合いは充分だ。

▲緑川皐太郎(経3・手前)を迎えるベンチ。リーグ戦とは違う雰囲気にも注目だ

◆試合結果

関東学院大 000000002=2

中  大    30210100×=7

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部