準硬式野球部 東都大学準硬式野球春季リーグ戦対日大１回戦

５・16　上柚木公園野球場

日大の猛打止められず優勝争いの初戦は黒星

　春季リーグ戦最終カードは、昨秋リーグ戦・今年の関東大会と優勝争いをし、どちらも優勝を奪われている因縁の相手、日大。両チームは今季どちらも勝ち点を落としていないため、このカードを制したほうが頂点に立つ。 　絶対に負けたくない１戦目、中大は日大の猛打に苦しめられ、優勝争いは３－10と黒星で幕を開けた。

▲３－10のスコアボードと三塁手原田（左）と小貫

　先発したのは木下愛（商２）。初回、先頭打者に安打を与えると、続いて遊安打を浴び無死一、二塁のピンチを招く。 続く打者の打球を木下が捕球し三塁へ投じたが、これが悪送球となり先制点を与えてしまう。その後も、犠飛、適時二塁打により更に２点を奪われ、初回で計３点を与えてしまった。

　点を取り返したい１回の裏、原田大輝（商３）が左線二塁打を放ち出塁すると、小林良太郎（文３）が１球目でしっかりと犠打を決め、無死三塁で打席は小貫慧太（商４）。 小貫は浅めの中犠飛打を放つと、原田がヘッドスライディングで決死の生還。中大は１点を取り返した。 　その後木下が３人で抑え迎えた２回裏。江間が死球で出塁すると二死三塁で９番千葉諒（経１）が打席に立つ。「死球でもいいから次につなげてやろう」と、千葉は左線二塁打を放ち、更に１点を追加した。

　ここから勢いに乗りたい中大であったが、その後木下は３回に本塁打を浴びるなどして、３、４回で計５点を奪われ３ー８と日大に大きく離されてしまう。

▲本塁打を放った中村（日大）のホームインを確認する千葉

　その後の攻撃で比志和博（文４）の適時三塁打により１点を返すも、６回、８回で得点のチャンスをものにできず、中大は３－10で敗けとなった。 　試合後木下は「球を低めに意識すること、変化球の制度を上げることが今後の課題」と振り返った。

▲６回１死一、二塁の好機で併殺となりうなだれる福島慎平（総４） 　　 　

  初戦負けはしたものの、まだ勝ち点は落としていない。日大戦に備え、朝練を増やし、木製バットが色あせるほどにバットを振り込んできた。試合後もミーティングを終えると、すぐさま気持ちを切り替えバットスイングに取り組んだ。 　二度も優勝争いに敗れ、初戦にも敗れた悔しさは、きっとここで終わらせはしない。次戦は必ず勝利を奪いに行く。

◆試合結果　　　 　　　１２３４５６７８９ 日大　３０３２００２００＝１０ 中大　１１０１０００００＝３

　次戦は、５月17日、日大との２回戦が八王子市民球場にて１２：３０から行われます。17日、18日と勝利すれば優勝となります。お時間のある方は、是非応援にお越しください。