準硬式野球部

準硬式野球部 東都大学準硬式野球春季リーグ戦対専大3回戦

2015年05月06日

5月3日 八王子市民球場

小林が決めた!最終回に逆転!

3連戦の幕が開いた。1勝1敗で迎えた専大との3回戦は苦戦を強いられる。中大は3回裏、専大に先制を許してしまう。攻撃ではあと1本が出ず得点ができない。嫌な雰囲気を断ち切ったのは9回表1死二塁、代打で出場した小林良太郎(文3)だ。

3回裏、先発木下愛(商2)は先頭打者に四球を与えてしまう。続く2番には右安打を許し無死一、三塁となり3番を迎える。確実に一死を取りたいところだったが、一塁送球が間に合わず、奇しくも四球を与えた走者が本塁へ返り先制されてしまう。 「3回からは力を抜いた」(木下)。3回以降木下は専大に安打1本しか許さず、池田監督から「木下となら心中してもいいくらい信頼できた」と評価される投球を見せた。

▲9回1失点の好投を見せた木下

しかし、専大に1点を先制されたものの、中大は1点が取れない。5回終了時点で飛球のよるアウトは10個。4回、6回には4番岡田弦也(文3)が左安打で出塁したものの本塁に返すことが出来ない。7回には6番武内一馬(商4)が中安打で無死一塁の好機を作るも、代打緑川皐太朗(経3)は犠打を失敗。8回には1番原田大輝(商3)が中安打で出塁するもけん制死。「絶対やってはいけないミス」(池田監督)で0-1、専大優勢のまま最終回を迎えた。

▲7回2死2塁で左飛に倒れた比志和博(文4)

9回表、5番長島僚平(商1)が右安打で無死一塁。6番武内が犠打で長島を二塁へ送ると、ベンチが動いた。ヘルメットとバッティンググローブを持ち、誰よりもベンチで声を出し続けた小林。「一番お前が声が出ている。大丈夫。何も考えるな」という監督の言葉とともに打席に向かう。 「朝の練習で内野、外野ノックをひたすら練習した中で、手首の返しを意識した」(小林)。「無我夢中で悩まず振りにいった」小林の放った打球はを右中間へと飛んだ。 小林は三塁打で健大高崎高時代の後輩、長島を本塁へ返した。同点に追い付きなおも一死三塁。8番代打福島慎平(総4)が犠飛でさらに1点を追加し2-1と逆転に成功した。

▲9回に同点適時打を放った小林

9回裏、「中大は終盤に追い付くと信じて投げた」木下は3人できっちり締め完投。2-1で勝利し、勝ち点を獲得した。 4日、5日は国士大との2連戦。「苦しい試合が続くが、勝ちたいという気持ちはどの大学にも負けない。チームで勝てるように全力でプレーする」(小林)。2季ぶりのリーグ優勝を懸けた熱い戦いは続く。

◆試合結果

     123 456 789 計

中大 000 000 002 2

専大 001 000 000 1

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部