準硬式野球部

準硬式野球部 東都大学準硬式野球春季リーグ戦対国学大1回戦

2015年04月28日

4月25日八王子市民球場

江間の意地の一発で先勝!

中大は3-4の1点ビハインドで迎えた7回表、代打の武内一馬(商4)の適時三塁打で同点に追いつくと、同じく代打の江間奨平(商4)の3点本塁打で勝ち越す。8回にも追加点を加え、11-4で快勝した。

先発のマウンドにあがったのは野口彰太(経2)だったが先頭打者に安打を浴びた。「いつも立ち上がりが課題」。そう語るように、2死を取った後に連続四球を与え満塁にしてしまう。その次の打者は、遊撃手正面のゴロでピンチを切り抜けたかに思ったが、遊撃手が失策。その隙に三塁走者、そして二塁走者が生還し2点を先制される。 中大は1-2の4回、國廣拓人(商3)の二塁打で逆転に成功する。しかし5回の国学大の攻撃で安打3本で3-4。再度リードを許してしまう。続く6回には1死一、三塁のピンチを作ったところで投手を木下愛(商2)へ交代。ここでの失点は試合の行方を大きく左右する場面。「同級生が作ったピンチだったので絶対に抑えてやろうと思った」。流れを断ちたい木下は「三振を狙いにいった」。しかし崎山(国学大)はその球を打ち返す。芯でとらえた打球が飛んだのは二塁手の正面。2アウト。すぐさま一塁に送球する。飛び出した一塁走者はそれを見て戻るが、審判は拳を突き上げた。3アウト、チェンジ。この併殺でピンチを0で切り抜け7回の攻撃へ弾みをつけた。

▲好リリーフをした木下

7回表の中大の攻撃は先頭打者が安打で出塁、次打者が犠打でチャンスメイクをした。1死二塁で代打武内。痛烈なライナーが右中間を破る。適時三塁打で同点とした。その後2つ目のアウトを取られる。ここで代打の比志和博(商4)が四球で出塁。2死一、三塁の場面で代打で江間が登場する。1ボールからの投球を弾き返す。「いい当たり」。打球は放物線を描き、右翼フェンスを越えた。「入ったんだ」と自身も驚く、勝利を呼び込む大きな一発だった。これで7-4。

▲本塁打を打った江間(中央)

8回、9回と相手投手が制球を乱したところを攻め11点目を獲得。木下は8回まで無失点を続け、細谷琢真(経1)が9回のマウンドに上がり、最速141㌔の速球と2つのスライダーを武器に三者凡退。11-4で国学大とのカードの初戦を制した。

1年生も試合に出場、活躍をしている。試合を重ねるごとにレギュラー争いは激しさを増す。この日は4年生を先発に誰一人加えないオーダーで挑んだ。そのオーダーでも6回の攻撃を終えて3安打。7回の4得点には代打で出場した武内、比志、江間の4年生が絡んでいる。この日のオーダーで奮起したのは4年生だったことが分かる。下級生がレギュラー争いを加熱させ、上級生は意地を見せるために一層努力をする。この下級生と上級生の関係ができたとき、強いチームはより強いチームになる。優勝へ向けて、中大準硬にいい風が吹いてきた。

◆試合結果     123 456 789 中大  001 200 431 11 国学大 200 020 000 4