重量挙部

重量挙部 全日本大学対抗ウェイトリフティング選手権大会

2014年12月12日

昨年同様4位も「内容は良かった」

11月28~30日 さいたま市記念総合体育館

 1年間を締めくくるインカレ団体。中大は全7階級中5階級、計8選手が出場し、113得点の4位に終わった。昨年と同様に順位に対して大井雅浩主将(商4)は「自分が主将を任されて去年の成績を上回りたかったが、みんな頑張っていて内容は良かった」と、充実感をあらわにした。

 初日は56kg級に権田達也(法3)、62kg級に吉田明紘(経4)が出場した。権田はスナッチ105kg、クリーン&ジャーク134kg、トータル239kgと自己新記録を更新する記録で優勝した。「百点満点。この時のためにやってきたので調子は良かった」。スナッチで7点、クリーン&ジャークとトータルで8点ずつ得点し、計23点を獲得した。続く吉田はスナッチを108kgで4位、クリーン&ジャークを131kgで5位、トータル239kgで5位とまずまずの結果を残し計13点を獲得した。

 2日目には77kg級に笠井武広(商3)と東海林政明(法4)、85kg級に北川朋輝(経4)、94kgに大井主将と根本拓真(法2)が出場した。昨年の同大会でジュニア日本記録を樹立した実力者武井は、スナッチを133kgで2位、クリーン&ジャークを166kgで2位、トータル299kgの2位につけ計21点を獲得したが、「調子は良かったが、全然駄目だった」と納得はしなかった。東海林はスナッチを124kgで8位、クリーン&ジャークを150kgで7位、トータル274kgの7位で終え、計5点を獲得した。競技を振り返って「スッキリした。最後だから楽しもうと思っていた。それはできた」と笑顔を見せた。  85kg級の北川はスナッチ128kg、クリーン&ジャーク152kg、トータル280kgと自己新記録を出した。順位でもスナッチで3位、クリーン&ジャークで6位、トータル5位に入り、計13得点とまずまずの結果となった。「今までは成功率が悪かったが今回はうまく収められた」。  94kg級で昨年優勝した大井主将は、スナッチを133kgで2位、クリーン&ジャークを171kgで3位、トータル304kgの2位に終わった。「思うようにいかなかった。1年生からの目標が4年生の大会で優勝することだった。お世話になった人に優勝という形で返したかった」と悔しんだ。一方では「今後も重量挙げは続ける。プラスに考えれば、ここで完全燃焼せずに悔しい気持ちをばねやっていける」と競技続行の意思も口にした。同階級に出場した根本は、スナッチを121kgで7位、クリーン&ジャークを145kgで8位、トータル267kgで7位に入り、下級生ながら5得点とチームに貢献した。

 大会最終日には105級に後藤清隆(商4)が出場。「コンディションは良かった。調整もうまくできていた」。スナッチを139kgで3位、クリーン&ジャークを167kgで5位、トータル306㎏4位で計15点を獲得した。スナッチとトータルでは自己新記録を出し、クリーン&ジャークでも練習での自己最高に並ぶ記録だった。

 3日間で計115点を獲得し、中大は昨年と同じく4位に終わった。大井主将は「みんなにお疲れ様という気持ち。個性的な選手ばかりだったけれど、今年はよくまとまってくれた。主将としてはいい一年だった」と今季を振り返った。二連覇を果たした日大との差は30点、昨年45点あった差を縮めた。来年こそは優勝争いに加わり、順位を上げてもらいたい。

◆大会結果

個人結果
56kg級 ①権田
62kg級 ⑤吉田
77kg級 ②笠井 ⑦東海林
85kg級 ⑤北川
94kg級 ②大井主将 ⑦根本
105kg級 ④後藤

団体結果
①日大
②法大
③九国大
④中大