サッカー部
サッカー部・関東大学サッカーリーグ戦 後期第11節 対東国大
2016年11月17日
11月12日 中央大学多摩キャンパスサッカー場
首位相手に大量5失点 5位でリーグ戦を終える
◆スタメン
GK 21佐川雅寛(経2)
DF 5橋本龍馬主将(経4)、3小川雄生(経4)、4渡辺剛(経2)、2縣翔平(商4)
MF 6飯干雄斗(経4)、8三島頌平(商3)→79分・22宮城和也(法1)、19加藤陸次樹(商1)→81分・10古橋匡梧(経4)
FW 11翁長聖(経4)、9矢島輝一(商3)、7寺村介(商3)
◆試合結果
●中大2ー5東国大○
得点者:加藤(6分)、寺村(50分)
前節で昇格の可能性は絶たれた中大。今季最終戦となる今節の対戦相手は、すでに2部優勝を決めている東国大。この試合で4年生が引退とあって「いい形で終わりたい」(手塚監督)と臨んだ一戦だったが、2-5で敗戦。後期だけで8敗目を喫し、リーグ5位でシーズンを終えた。
前半は5分にいきなり先制点を許す。「前半でディフェンスが簡単に(点を)取られてしまった。来年へ向けて一番の修正点」(佐藤GM)という、1部復帰を逃した大きな課題がこの日も露呈した。しかし、わずか1分後に加藤のゴールで同点。「最終節まで無得点。ゴールを決めるという強い気持ちが得点に結びついた」(加藤)と自身のリーグ戦初得点を振り返った。 その後すぐに勝ち越されると、以降は相手の前線からのプレスに苦しみ、1-2で前半を終える。
後半立ち上がりに3失点目を喫したが、50分に右サイドを抜け出した翁長のクロスを、中央で矢島がそらし、最後は寺村が合わせて2点目。今シーズン何度も見られた翁長の突破が、この日も得点に結びついた。
▲サイドを突破する翁長
その後は中大が攻め立てる場面が目立つも、前がかりになったところを東国大に突かれ2失点。終わってみれば2-5と、東国大の試合巧者ぶりを見せつけられた。
▲この日1ゴールの寺村。来季は4年生として攻撃陣を引っ張る
前期リーグは序盤こそ勝ち星を伸ばせなかったが、終盤の6連勝もあり、8勝2分1敗で首位。逆転勝ちや試合終盤での勝ち越し点も目立ち、1部への返り咲きを存分に予感させた。
迎えた後期リーグ。初戦で最下位の明学大に敗れると、続く拓大戦も競り負け連敗。その後も試合開始直後、終了間際での失点が目立ち「なぜ勝てないのか自分たちでも分からなくなった」(橋本主将)となかなか勝ち点を伸ばせない。終盤は上位対決での相次ぐ敗戦もあり、チーム状態を「最後まで改善できなかった」(翁長)と最終節を待たずして1部復帰が潰えた。
守護神の置田や、攻撃の要の古橋ら4年生は引退となるものの、ディフェンス陣には下級生も多く、エースの矢島もチームに残る。リーグ戦終盤では加藤や宮城ら1年生も台頭するなど、来シーズンへの明るい材料も垣間見えた。
来季は降格組の早大と国士大を交え、今季以上の熾烈な昇格争いが予想される。13年ぶりに2部を戦った今季の経験を糧に、改めて2年ぶりの昇格を目指す。
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部 サッカー部担当