サッカー部
サッカー部 関東大学サッカーリーグ戦前期第9節 対慶大
2015年05月18日
5月16日 龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールド
激アツPKの攻防!ドローで連勝ならず
前節終了時点で12チーム中7位の中大は、今季初の連勝を懸け慶大と激突。19矢島輝一(商2)のPKで先制点を挙げるも、後半開始早々に追い付かれ1-1の引き分けに終わった。後半は終始相手のペースも1石川拓磨(法4)がPKを防ぐ活躍を見せ、何とか勝ち点を『11』に伸ばした。
▲PKを決め今季9得点目を挙げた19矢島
最初にペースを握ったのは中大だった。20分、10三島頌平(商2)が中央で相手のボールを奪うと、右サイドバックの16鴨池陽希(商2)に展開。受けた鴨池はドリブルで押し上げ、19矢島へアーリークロスを蹴り上げる。しかしここは合わせることができず。昨年度からリーグ戦を経験している2年生トリオの攻撃だったが、ここは得点に至らなかった。 それでも決定機はすぐに訪れた。30分、右サイドから8山田和輝(法4)のクロスを11翁長聖(経3)が右足一閃。これを相手DFが腕で妨げてしまい、ハンドの反則でPKを得た。キッカーは19矢島。今季3回目のPKを落ち着いて決め、先制点を挙げた。このゴールが今季9得点目。得点王ランキング2位の松本(国士大)との差を2と広げた。「自分が得点王になることでおのずとチームも上位に食い込める」 その後はセットプレーなどで攻め込まれる場面もあったが、前々節から復帰した主将でセンターバックを務める3小出啓太(商4)を中心に粘りのディフェンス。無失点で守り抜き、前半を1-0で終える。
▲不調だった10三島は「守備の意識を強く」しフル出場
後半は一転、主導権は慶大に移る。54分、慶大はFKを逆サイドで折り返し、11番がダイレクトで決めゴール。1-1とされ、試合は振り出しに。 防戦一方。相手のシュートが枠を捉えようとする中、チームを救ったのは1石川だった。33分、相手に与えてしまったPKを好セーブ。「飛んだところにボールがきただけ」。開幕から正GKとしてゴールを守ってきた21置田竣也(商3)が怪我で離脱し、急きょ巡ってきたチャンス。190cmの長身を誇る最上級生GKが「自分でなければダメという選手になりたい」とレギュラー奪取へ猛アピールした。 試合はその後、互いに相手ゴールネットを揺らすことができず1-1の引き分けに終わった。中大は9内田祐介(経3)を投入するなど攻撃のテコ入れを図ったが及ばなかった
▲PKを防ぐ大型GKの1石川
「正直悔しい勝ち点1」と主将の3小出。前半ペースを握りながら、一試合通して継続させることができなかった。 課題は数字にも表れている。放ったシュートは、前半の19矢島のPKと後半の三島のシュートの2本のみ。手塚監督も「やはり課題。それじゃあ勝てない」と首を捻った。
次節の専大戦は、中大生を巻き込んで応援するイベント『集中応援日』が実施される。「(中大生は)たくさん来てくれると思うので、勝利をプレゼントしたい」(三島)。 上位と下位であまり差がない今季の関東大学サッカーリーグ。待つのは果たし”優勝”の2文字か。それとも”降格”か。注目度の高い次節への期待が高まる。
◆試合結果 △中大1-1法大
◆スタメン GK 1石川 DF 16鴨池、13小川雄生(経3)、3小出、38山中登士郎(文1) MF 4李正洙(経4)、8山田和輝(法4)、10三島 FW 17池谷友喜(商2)→内田祐介(経3)、19矢島輝一(商2)、11翁長聖(経3)