硬式野球部

硬式野球部・東都大学野球秋季リーグ戦 対亜大2回戦

2017年10月13日

10月11日 神宮球場

またも悲願ならず… 入替戦回避へ国学大に挑む

 

畠中 ▲初回、先制打を浴び悔しい表情を見せる畠中

 

    123 456 789 RHE

中 大=000 000 002=261

亜 大=200 000 03X=580

[中]畠中、花城、喜多川、安本-保坂

[亜]平内-頓宮

本塁打:なし

 

◆スタメン

1[右]大工原壱成(商2=桐光学園)

2[二]土谷 恵介(法4=前橋育英)

3[三]内山 京祐(文1=習志野)

4[指]堀内 寛人(商3=県岐阜商)

5[遊]牧  秀悟(商1=松本第一)

6[左]倉石 匠己(経1=東海大市原望洋)

7[一]小野寺祐哉(経2=白鴎大足利)

8[捕]保坂 淳介(商4=佐野日大)

9[中]飯嶌 幹太(商4=宇治山田商)   

P 畠中 優大(経1=樟南)

 

 3勝5敗で最下位に沈む中大ナイン。優勝戦線に踏みとどまるため、そして入替戦を回避するためにこの試合を落とすわけにはいかない。しかし、これまで今季未勝利ながらも、安定感のある投球を見せていたルーキー・畠中がまさかの初回KO。打線も平内(亜大)に12三振を献上。9回に福田一城(文4=岩国)の適時三塁打で一矢報いるも力及ばず2-5で敗れた。悲願の戦国東都制覇はまたもお預け、そして入替戦回避を懸け、鬼門である国学大との大一番に挑む。

 

花城 ▲2回以降、試合を落ち着かせた花城

 

 今季4試合目の先発となった畠中。ここまで、味方の守備のミスもあり勝ち星に恵まれない試合が続く。だが、この日は亜大の強力打線に捕まる。初回、先頭の正随に左前打で出塁を許すと、1死後、北村に先制の適時二塁打を浴びる。さらに上田にも適時打を浴びこの回2失点で降板、大事な試合でゲームメイクすることはできなかった。後を受けたのは花城凪都(商4=興南)。「今シーズン自分のせいで落とした試合もあったので、どうしても今日勝ちたかった」と悲壮な覚悟でマウンドに上がった。2回以降、テンポの良いピッチングで相手打線を翻ろうし、試合を落ち着かせる。だが8回、正随の二塁打の後、登板した喜多川省吾(経3=前橋育英)が重すぎる3失点、勝負所で投手陣の踏ん張りがきかなかった。

 

福田 ▲ラストシーズンにベンチ入りをつかんだ福田。苦労人が意地を見せた

 

 反撃に出たい打線だったが、この日も本塁が遠い。平内の前に5回までに7三振と反撃の糸口をつかむことができなかった。0-5となった9回に牧、保坂主将の安打で2死一、三塁とし、福田が打席に立つ。4年秋にやっとリーグ戦出場のチャンスをつかんだ苦労人が意地の適時三塁打。「みんながつないでくれた場面だったので、自分も後ろにつなごうと打席に立った」(福田)。だが反撃もここまで、好機での凡退が響き大事な一戦を落とした。

 

喜多川 ▲今季初登板となった喜多川。苦しむチームの救世主となれるか

 

 13年ぶりの『日本一』の夢は今季もついえたと同時に、最下位を脱出することもできなかった。記憶に新しいのは青学大との入替戦を制し、苦しみながらも1部残留をつかんだ16年春。それ以来の入替戦へ回る可能性もある。この試合の7回、飯嶌が頭部へ死球を受け退場。伊藤優輔(文3=都小山台)、吉田叡生(経3=佐野日大)、五十幡亮汰(法1=佐野日大)ら主力をけがで欠き、チーム事情も苦しくなってきている。次週の相手は山岡、清水など強力な投手陣を擁する国学大。今春、中大の優勝を阻んだ因縁の相手でもある。「苦手意識もあるがそんなことは言っていられない。チーム全員で勝ちに行く」(花城)。全員野球、全力野球で目の前の白星をつかみにいくしかない。

 

◆コメント

花城

 今シーズン自分のせいで落とした試合もあったので、どうしても今日勝ちたかった。(国学大戦に向けて)苦手意識もあるがそんなことは言っていられない。チーム全員で勝ちに行く

 

福田

 (9回の適時三塁打は)みんながつないでくれた場面だったので、自分も後ろにつなごうと打席に立った。(国学大戦に向けて)絶対に2勝して、残留争いになると思うが勝ち点を取りたい

 

◆試合結果

中大2-5亜大○(2敗)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部