硬式野球部

硬式野球部・東都大学野球秋季リーグ戦 対亜大1回戦

2017年10月11日

10月10日 神宮球場

にじみ出る終盤での総合力 またも接戦落とし厳しい状況に…

 

▲8回1死満塁で遊直、ダブルプレーに倒れた牧

 

    123 456 789 RHE

亜 大=000 000 500=541

中 大=001 000 020=370

[亜]中村稔、高橋遥、嘉陽-頓宮

[中]鍬原、水谷、安本、花城-保坂

本塁打:〈中〉土谷(3回1点)〈亜〉山田(7回1点)

 

◆スタメン

1[右]大工原壱成(商2=桐光学園)

2[中]飯嶌 幹太(商4=宇治山田商)

3[三]内山 京祐(文1=習志野)

4[左]堀内 寛人(商3=県岐阜商)

5[遊]牧  秀悟(商1=松本第一)

6[指]了海  航(商2=国学院久我山)

7[一]小野寺祐哉(経2=白鴎大足利)

8[捕]保坂 淳介(商4=佐野日大)

9[二]土谷 恵介(法4=前橋育英)   

P 鍬原 拓也(法4=北陸)

 

 日大戦で勝ち点を落とし、立正大戦以降勝ち点がない中大。この先2カード連続で勝ち点を奪えば優勝の望みは他大の結果次第であり得る。その中での大事な亜大とのカード初戦。先制するも、両先発の好投で緊迫した展開で終盤へ。先発の鍬原が同点弾を浴びるとその後、つないだ3投手で3四球4失点しこの回5失点。追い上げを見せるも相手も必死の継投で逆転はならなかった。優勝争いか残留争いを分ける大事なカード初戦を落とした。

 

▲先制の本塁打を放った土谷、この日全打席出塁した

 

 大きな先制点を挙げた。3回2死走者なし。打者は土谷。相手先発・中村稔(亜大)はこの試合開始前まで今季、防御率1.11と抜群の安定感を放っている。この試合もここまで出た打者は一人。土谷も2ストライク1ボールと追い込まれ迎えた4球目。「上手く反応できた」と内角の直球をスタンドに運んだ。欲しかった先制を一発でものにした。

 

▲苦しみながらも試合を作った鍬原

 

 先発したエース鍬原はボールが先攻する苦しい投球だったが、打たせて取り連打を許さずに抑えていた。また、ピンチでは三振を奪い要所を締める粘投で6回まで1点のリードを守っていた。しかし、「しっかりと投げきれなかった」(鍬原)。7回の先頭打者に直球を捉えられ同点弾を浴びた。「中盤の点差を守りきれなかった。そこが自分の甘さだと思う」。続く打者に四球を与え降板した。その後を譲り受けた投手陣だったが、水谷康希(商1=浜田)は2四球、安本龍観(商4=天理)は押し出し四球。花城凪都(商4=興南)は暴投と適時打を許し計5失点で逆転された。

 

 8回、意地の反撃をみせる。けがの中でもチームの支柱として出場し続ける保坂主将の安打から四球挟み3連打で2点を返す。相手のミスもあり無死満塁で4番の堀内。同点さらに逆転も期待する場面だったが、一ゴロに倒れる。続く牧の当たりも遊直、二塁走者も戻れず反撃もそこまで。「考えているのとは反対にチャンスであと1本出ない」(飯嶌)。最終回は三者凡退に終わりリーグ戦3連敗、この時点(10月10日)で最下位に落ちた。

 

 先制するも、その後の追加点が奪えずに先発の後を受けた救援陣が終盤に点を奪われるケースが負けに繋がっている。リーグ戦も終盤に差し掛かり、序盤から総動員で戦ってきた投手陣には疲れがあるのは間違いない。だからこそ、チーム一丸で勝てる試合を確実にものにしたい。昨年春に経験した苦しい入替戦は味わいたくない。この後の試合も全員の力で勝ちを積み上げたい。

 

◆コメント

鍬原

 力不足というか。フォームを直しきれてないし、修正もできていない。疲れはあるが、日程的にもそんなことは言ってられない

 

土谷

 はやめに追加点を取りたかった。(明日へ)負けられない。全員で切り替えてやっていきたい。

 

飯嶌

 (8回の適時打)みんながつないでつくってくれたチャンス。なんとか後ろにつなごうと。点差も4点あったので、ビッグイニングをつくって食らいつこうという一心だった

 

◆試合結果

中大3-5亜大○(1敗)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部