硬式野球部

硬式野球部・東都大学野球秋季リーグ戦 対日大3回戦

2017年10月06日

10月5日 神宮球場

 

痛恨の4被弾 連敗で大きな勝ち点落とすも「下を向いてる暇はない」

 

▲追い上げ直後、本塁打を浴びスコアボードを見つめる鍬原

 

    123 456 789 RHE

中 大=003 101 000=580

日 大=320 200 20X=9112

[中]鍬原、水谷、花城-保坂[日]植谷、小谷野、山本龍-八田

本塁打:〈日〉八田(1回3点、7回1点)、北坂(4回2点)、(7回1点)

 

◆スタメン

1[中]飯嶌 幹太(商4=宇治山田商)

2[右]大工原壱成(商2=桐光学園)

3[三]内山 京祐(文1=習志野)

4[指]堀内 寛人(商3=県岐阜商)

5[遊]牧  秀悟(商1=松本第一)

6[一]小野寺祐哉(経2=白鴎大足利)

7[左]倉石 匠己(経1=東海大市原望洋)

8[捕]保坂 淳介(商4=佐野日大)

9[二]土谷 恵介(法4=前橋育英)

  P 鍬原 拓也(法4=北陸)

 

 先勝するも2戦目を落とし迎えた3回戦。このカードで勝ち点を取るか、落とすかはこの先も見据えるうえで大事な試合。しかし、初回から本塁打を浴びるなど、終始追いかける展開で試合は進む。打線が何とか取り返していくが、相手の追加点はまたも本塁打の一発攻勢。流れは断ち切られた。連敗で勝ち点を落とし、優勝争いから一歩後退した。

 

▲水谷も勢いを止められず本塁打を浴びる

 

 手痛い先制パンチを浴びた。初回、1、2番を抑え2死から打ち取った当たりが、打球は不運な場所に落ち二塁打となる。続く打者に四球を与え、ピンチは広がり2死一、三塁の場面。この日、制球に苦しむ鍬原は、続く八田(日大)にカウント3ボールから「走者を貯めたくなかった」(鍬原)とストライクを取りに行った4球目。完璧にとらえられたボールは、スタンドに運ばれた。2回も疲れからか制球が安定せず、2失点。打者陣が意地の猛攻で1点差に詰め寄った直後の4回裏も2死一塁から本塁打を打たれた。「全部の球の精度が悪かった」。4回で91球を投じ、7失点で降板した。

 

▲好機で勝負強さを見せた昨季ベストナインの大工原

 

 一方、打線は序盤で5点のリードを許す苦しい状況も得点圏での一本が出ていた。大工原は得点圏で打席が回った2度の場面でしっかりと走者を返し2打点。1年生ながら3番を打つ内山も3安打と上位打線はこの日、粘り強さがあった。打者陣はこのままの調子をあと2カード維持したい。

 

▲起用に応え初ヒットを放った倉石

 

 2番手の水谷康希(商1=浜田)も鍬原から本塁打を打った北阪、八田(日大)に二者連続本塁打を浴び降板。脅威の4、5番にこの試合計7打点を許した。「際どいとこで攻めようと思ったけど、浮いて甘くなったところを一発で仕留められてしまった」(保坂主将)。打線も終盤は山本龍(日大)の力強い投球の前に抑えられた。連敗を喫し、優勝は厳しいものとなった。

 

 日大戦が終わり、残り2カードとなった。未消化の試合もあり、行方は予想しにくいが現状6チームが大混戦となっている(10月5日現在)。「まだ優勝の可能性はあるので、気持ち切らさず最後まで頑張りたい」(保坂主将)と言うように優勝の可能性が無くなったわけではない。次は亜大戦が中4日で待っている。「下を向いている暇はない。自分なりに調整して万全の状態にしたい」(鍬原)。ここから優勝するにはもう落とせない。この敗戦を引きずることなく、次の試合に切り替えて臨みたい。

 

◆コメント

保坂主将

 きょうの一戦がどれだけ大事かチームみんなで確認して臨んだ試合でこの結果になってしまって残念。投手陣はみんな調子よくなかった

 

鍬原

 初回チャンスを潰していたので流れを切りたいと思っていたがずるずるいってしまった。スライダーが入らなくて、カーブを投げて立て直したかったが甘くなったところを打たれた

 

倉石

 (初スタメン)きょうの朝聞いてとても緊張した。(初安打)それまで変なバッティングしてしまっていたのでなんとか一本だしたかった。嬉しかったしほっとした

 

◆試合結果中大5-9日大○(1勝2敗)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部