硬式野球部

硬式野球部・東都大学野球春季リーグ戦 対亜大2回戦

2017年04月28日

4月27日 神宮球場

 

喜多川が好救援! 投打かみ合い優勝へ望みつなぐ1勝

 

喜多川 ガッツポーズ   ▲プロ注目・北村(亜大)を打ち取りガッツポーズする喜多川

    

    123 456 789 RHE

中 大=000 401 000=550

亜 大=200 001 000=362

[中]鍬原、喜多川-保坂

[亜]井上、藤本、中村稔、松本-頓宮

本塁打:[中]保坂(6回1点) [亜]北村(1回2点)

 

◆スタメン

1[右]大工原壱成(商2=桐光学園)

2[左]飯嶌 幹太(商4=宇治山田商)

3[指]堀内 寛人(商3=県岐阜商)

4[捕]保坂 淳介(商4=佐野日大)

5[三]吉田 叡生(経3=佐野日大)

6[二]土谷 恵介(法4=前橋育英)

7[一]河合 泰聖(法3=龍谷大平安)

8[中]五十幡亮汰(法1=佐野日大)

9[遊]牧  秀悟(商1=松本第一)

  P 鍬原 拓也(法4=北陸)

 

 初戦で逆転負けを喫し、勝ち点奪取へ重要な一戦となった2回戦。中大は、負けられない試合のマウンドにエース・鍬原を送った。鍬原は初回、本塁打で2点を失ったが要所を締める投球。2番手・喜多川省吾(経3=前橋育英)への継投もピタリとはまり、粘る亜大を振り切った。好調を維持している打線も集中打で効果的に得点を奪った。

 

河合 適時打 ▲4回、決勝打となる3点適時二塁打を放った河合

 

 1回戦の登板を体調不良による調整不足で回避した鍬原。立ち上がり近森(亜大)に三塁打を打たれ1死を取った後、プロ注目のスラッガー・北村との対決となる。1ストライク1ボールから投じた3球目、甘く入ったスライダーをスタンドへ運ばれた。だが、その後の打者をしっかり打ち取り、「打たれてからは切り替えて。(亜大打線は)いいので、高めにいかないように投げた」と以降は立ち直り6回3失点と試合をつくった。

 

 最大のヤマ場となったのは7回。疲れの見え始めた鍬原が連続四球で一、二塁とピンチを招いたところで2番手・喜多川にスイッチ。犠打と三振で2死を奪うと、再び北村を打席に迎える。「日大2回戦でも同じような場面(1死一、三塁)で右前適時打を2本を打たれたのが頭にあった。(今日は)絶対0で抑えるという気持ちだった」(喜多川)。テンポよく追い込むと勝負球のカーブで空振りの三振。「この場面は浮いたら、北村さんはいい打者なので持って行かれると感じていたし、保坂さんとも意思疎通がとれて、合致した球で勝負できた」と喜多川は胸を張った。

 

保坂 本塁打 ▲保坂主将の今季2本目となる本塁打でダメ押した

 

打線は2点ビハインドの4回、今季初スタメンの堀内の中前安打を皮切りに、四球と敵失で無死満塁の絶好機をつくる。続く土谷の押し出しの四球で1点を返すと、ここで打席に立ったのは河合。「東洋大戦でスタメンを外れショックだったが、そのぶんいつでも試合に出れるように準備していた」と、右中間へ適時二塁打を放ち逆転に成功した。さらに6回には、保坂主将の左翼スタンドへ今季2本目となる本塁打でダメ押し。5安打ながら5得点を奪う効率的な攻撃で接戦をものにした。

 

 これで対戦成績を1勝1敗の五分に戻し、勝ち点の行方は3回戦まで持ち越しとなった。しかし、2枚看板の一角である伊藤が骨折により戦線離脱。3回戦は総力戦になることが予想される。「明日勝たないと意味がない。明日に向けて集中するだけ」(河合)。24季ぶりの優勝へ、その優勝戦線に踏みとどまるために一つでも多く勝ち点を積み上げたいところだ。

 

◆コメント

鍬原  (本塁打は)スライダーが甘く入ってしまった。そこからは切り替えて、亜大の打線はいいので高めにいかないように気をつけて投げることができた

 

喜多川  鍬原さんが頑張ってくれていて、残したランナーだったので、いつも鍬原さんに頼りっきりじゃいけないと思った。(北村の三振は)カーブ。ほっとした(笑い)

 

河合  (スタメンを外れている時)いつでも試合に出れるように準備をしていた。(適時打は)その結果だと思う

 

◆試合結果

中大5-3亜大●(1勝1敗)

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部