硬式野球部
硬式野球部・東都大学野球春季リーグ戦 対亜大1回戦
2017年04月27日
4月26日 神宮球場
好調打撃陣、二桁安打も好機であと1本出ず惜敗
▲痛恨の逆転本塁打を浴びた花城
123 456 789 RHE
亜 大=011 320 000=771
中 大=001 300 010=5120
[亜]中村稔、嘉陽-頓宮
[中]伊藤、花城、喜多川-保坂
本塁打:[亜]頓宮(5回3点)
◆スタメン
1[右]大工原壱成(商2=桐光学園)
2[遊]牧 秀悟(商1=松本第一)
3[三]吉田 叡生(経3=佐野日大)
4[捕]保坂 淳介(商4=佐野日大)
5[一]小野寺祐哉(経2=白鴎大足利)
6[二]土谷 恵介(法4=前橋育英)
7[指]廣谷 真也(経3=日本大学第三)
8[中]五十幡亮汰(法1=佐野日大)
9[左]飯嶌 幹太(商4=宇治山田商)
P 伊藤 優輔(文3=小山台)
2連勝で勝ち点を挙げた東洋大戦から1週間空き、迎えた亜大との一戦。「戦国東都」も中盤に差し掛かるが、どの大学も横並びの混戦模様。今日の相手の亜大には昨秋勝ち点を挙げている。悲願の優勝へ向けまずは初戦を取りたかったが、先発伊藤の足に打球が直撃し、降板するというアクシデントもあり、大事な初戦を落とす結果となった。
1ー2と1点ビハインドの4回、1点差に詰め寄り追撃ムードの中大に思いもよらないアクシデントが襲う。相手先頭の5番山本の痛烈な打球を先発伊藤の足に打球が直撃。その打球は一塁手小野寺が好守備をみせ、何とかアウトにする。伊藤は一度ベンチに下がり治療をうけ、マウンドに戻るも投げれる状態にはなく降板となる。あとを受けた花城凪都(商4)は緊急登板となったが、この回を難なく抑える。
▲塁上でガッツポーズの大工原。今日も3打点
その裏、4年生の土谷、飯嶌の二人の安打で2死一、三塁の好機。ここで、前節まででリーグ1位の打率を誇る1番大工原に回る。その大工原は初球を打ち、逆転の左中間を破る2点二塁打。その後、牧、吉田の連続安打もあり、2点を勝ち越す。貴重な二塁打を打った大工原は「監督から初球から積極的にいけと言われ、自分もそうしようと思っていて初球からいけた」と、初球から迷いがないところに調子の良さがみえる。
しかし、逆転した直後に花城が崩れる。2死一、三塁の場面。相手は4番頓宮。2球で追い込んで迎えた4球目。「スライダーワンバンのサインだったが、少し甘くなってしまった」と、甘く入った変化球をスタンドに持っていかれ、逆転の3点本塁打を浴びる。その次の6回も花城は簡単に2死までいくが、突如制球を乱し4四死球などで追加点を許してしまい、3番手喜多川省吾(経3)に後を託す形となった。「準備はできていた。でも調子悪かったといえばそれまでだが、しっかりと投げきれなかった。自分の力不足な部分がでてしまった」(花城)。点を与えたのはどちらも2死から。あとひとつのアウトを取る難しさを知ることとなった。
▲4安打放った飯嶌
打線は、6、8回とともに満塁までいくものの2番手嘉陽の前に、8回の大工原の犠飛1点に終わった。安打数は12と相手を上回ったが、「打撃自体の調子はいいんだろうけど、チャンスつくってもあと1本がでていない」と清水監督。そんな中、今季苦しんでいた飯嶌が4打数4安打の大暴れ。チームにとっても飯嶌の活躍は大きな材料に間違いない。ここまでのリーグ戦、勢いを見せてきた野手陣だが打線は水もの、明日以降の奮起に期待したい。
明日は優勝争いに向けて負けられない一戦。体調不良で登板を回避したエース鍬原拓也(法4)の登板に期待が懸かる。そして、ここまで安定した投球を見せる喜多川にも中継ぎの軸としてチームの鍵を握っている。3カード目で初めて初戦を落とした中大。勝ち点を挙げるには2連勝のみ。明日の一戦が今後を占う大事な戦いとなりそうだ。
◆コメント
清水監督
伊藤は調子良く投げていたし、長い回行ってもらおうと思ってたから(アクシデントで緊急降板)で残念。(明日の試合)勝たないともうあとがないので、切り替えてまた全員で勝ちにいきます
飯嶌
4安打という結果は良かったが、チームが勝たないと意味がない。調子も上向いてきている。明日は全員の力で勝利をつかみたい
花城
準備はできていた。でも自分の力不足な部分がでてしまった。(本塁打打たれた場面)追い込んでからスライダーが甘くなってしまった。しっかり投げきれていれば抑えられた。悔しい
大工原
初球から積極的にいく意識があって、初球を叩けた。明日は負けられないので、勝つ気持ちを持ってのぞむ
◆試合結果
●中大5-7亜大○(1勝)
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部