硬式野球部

硬式野球部・夏季オープン戦対東海大

2016年08月22日

8月15日 中大G

6回に打線つながり大逆転勝利

 オープン戦も中盤に差し掛かり、内容結果ともに求められる時期になってきた。そんな中での本日の相手は首都大学野球リーグ1部の強豪東海大。オープン戦とはいえ、東都リーグ1部としての力を見せつけたい試合だった。序盤から相手の強力打線に打ち込まれ、一時7点差をつけられる厳しい展開。それでも中盤に打撃陣が粘りを見せ大逆転。乱打戦を制した。

先発を任されたのは鍬原拓也(法3)。春の入替戦での中大1部残留の立役者だ。初回は三者凡退で危なげない立ち上がりを見せた背番号15だったが、2回先頭打者に四球を与えその後の連打で2点を先制されてしまう。更に4回には2本の本塁打を含む6本の安打を許し5点を失った。甘く入ったファーストストライクを痛打された結果だった。結局4回7失点で降板となった。

▲本塁打を浴びる鍬原

 援護したい打線は初回、2回と相手の失策と四球で走者を出すも続く打者が併殺に終わる。3回1死二塁の場面では9番田畑瑛仁(文2)が三飛1番松田進(法4)が左飛、4回2死一、三塁の場面では6番大城幸泰(商2)が空振り三振と好機を生かせず7点差で重苦しい空気のまま中盤に入った。

好機で三振を喫する大城幸

 5回からは村川翔太(商4)がマウンドに上がる。先頭に安打されるものの後続を断ち切る。6回にも四球と自身の二塁への送球ミスで1死一、二塁のピンチを招くも粘りの投球で点を与えない。その後も走者は出すものの要所を締め5回を投げ無失点と好救援を見せた。相手打者が差し込まれる場面がよく目立った。試合を落ち着かせ流れを変える投球だった。

好投の村川

 村川が作った流れに乗るように打線も反撃に出る。5回裏先頭は倒れたものの相手の失策と9番田畑の安打で走者を溜め、迎えるは松田。前打席の好機での凡退の憂さを晴らすかのように右中間への適時二塁打で2点を返す。6回、先頭の4番小河諒(法4)が右中間を破る二塁打で出塁すると5番堀内寛人(商2)も左中間に適時二塁打で続き1点。相手の失策、四球も絡み打線がつながる。8番飯嶌幹太(商3)にも適時打が飛び出し、2点差に迫り無死満塁で迎えるのは再び松田。その初球。レフト前にはじき返し、頼れる主将の一振りで1点差に。その後併殺崩れと押し出し四球で逆転し8-7そのまま逃げ切った。

6回1点差に迫る適時打を放ち声を上げる松田主将  

 結果として一時7点差をつけられるも負けなかったことはリーグ戦を想定すると大きい。今季が最後になる4年生の活躍も収穫だ。しかし課題も残った。序盤の好機をものにできていれば、こんな展開にはならなかっただろう。また相手の失策と四球が絡まなければ点は取れていなかった。春の雪辱へ。まだ時間はある。ここからの1試合1試合が大切になってくる。

◆試合結果 東海大=020 500 000=7

                   中 大=000 026 00×=8

  写真・記事:「中大スポーツ」新聞部