硬式野球部

硬式野球部・東都大学野球春季リーグ戦 対専大1回戦

2016年05月20日

5月18日 神宮球場

投打が噛み合い10得点快勝 9戦目でようやく今季初白星

▲先制の適時打を放った堀内

     123 456 789 RHE ●専 大=000 000 012=370 ○中 大=004 011 13☓=10151 [専]高橋礼、角谷、前田、堀田-大橋、上木 [中]鍬原、柳川、喜多川、松村-田畑 [本]なし

◆スタメン 1[遊]松田  進(法4=国学院久我山) 2[一]土谷 恵介(法3=前橋育英) 3[左]吉田 叡生(経2=佐野日大) 4[三]小河  諒(法4=桐蔭学園) 5[指]堀内 寛人(商2=県岐阜商) 6[中]大城 幸泰(商2=糸満) 7[二]遠藤  真(法1=盛岡大附) 8[右]飯嶌 幹太(商3=宇治山田商) 9[捕]田畑 瑛仁(文2=浦和学院)   P 鍬原 拓也(法3=北陸)

 ´11年秋以来の最下位が確定し臨んだ専大との1回戦。投打が見事に噛み合い10対3で快勝。9戦目にして遠かった白星をようやく掴んだ。入替戦に向けて弾みをつける1勝となった。

 先発のマウンドに上がったのは3年生の鍬原だった。初回を3人で片付ける上々の立ち上がりを見せると、5回を投げ被安打2四死球1という完璧な内容で試合の流れを引き寄せた。自身の投球に関して鍬原は「打たせて取ることを意識した。監督の指示通り試合を作ることができホッとしている」と振り返った。投手陣が苦しんでいるチーム状況のなかで、入替戦に向け好材料となったのは間違いない。鍬原の後を受けた3投手もピンチを作りながらも粘り強く投げチームの初勝利に貢献した。

鍬原 ▲5回無失点と好投した鍬原

 好投を続ける投手陣に野手陣が応える形となった。初回からチャンスを作りながらも0対0で迎えた3回。2死後、主将の松田の中前安打を皮切りにチャンスを作るとここで5番の堀内に打席が回ってくる。初回のチャンスで凡退し、悔しい気持ちを持って迎えた打席で先制の適時二塁打を放つ。続く打席でも安打を放った堀内は「初回のチャンスを潰していたので、チャンスで打つことができよかった」と振り返る。日大との2回戦に続きスタメンに名を連ねた大城幸も「堀内が打ってくれたので、楽に打席に入ることができた」と適時三塁打を放ちこの回一挙4点を先制。この後も効果的に得点を重ね、終わってみれば15安打10得点を取る快勝だった。

▲適時三塁打を放ち塁上で笑顔を見せる大城幸

 苦しんだ中でようやく初白星をもぎ取った。主将の松田は「初勝利まで長かった。今日はやるしかないという気持ちで挑んだ」と言う。入替戦に向けて「相手はまだ決まってないが、今日のようにミスなく自分たちの力を出せば勝てる」と意気込む。明日の2回戦でも勝利し勝ち点を取り、入替戦に向かいたいところだ。

◆コメント 松田主将 (初勝利まで)長かった。今日はやるしかないという気持ちだった。入替戦もミスなくプレーし自分たちの力を発揮できれば今日のように勝てる。

鍬原 緊張したが、9連敗は避けたかったのでいい流れを、と思い頑張った。投手陣が流れを作れば打ってくれるので、入替戦でもいい流れを作って行きたい。

堀内 消化試合だったが勝ててよかった。初回のチャンスを潰していたので、先制打はホッとしている。明日も勝って入替戦に弾みをつけたい。

小河 鍬原の作った流れに乗って、打つことができた。このまま行くと首位打者も見えてくるので、集中を切らさず頑張りたい。

遠藤 (公式戦初スタメン)勝ち負けの関係ない試合だったが、結果を出そうという気持ちが強く力が入ってしまった。神宮の雰囲気は独特、レギュラーを掴みチームに貢献したい。

吉田 入替戦が決まってから、どうやったら勝てるのか、どう戦うかチームで戦略を練ってきた。野球だけでなく、全員で朝体操をしたり、ミーティングを重ねた。(「気迫」のリストバンドは)日大戦の後、高校の時に一緒に練習した仲間からもらった。

大城 開き直ったことが良い方向へ向かい勝つことができた。(追加点となる適時打は)堀内が打ってくれたので楽な気持ちで打席に入れたのが良かった。勝ち点がないので明日も勝って勝ち点を取りたい。

森山(専大)=協力:専大スポーツ (鍬原の印象は)思った以上にまとまっていた。荒れ球もなく、的を絞ることができなかった

◆試合結果中大10-3専大● ※1勝

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部