9月2日~10月27日 神宮球場
秋季リーグ戦コメント集
▲ベストナインの表彰を受ける神里主将
9月に開幕した秋季リーグ戦もついに閉幕。中大は7勝6敗の勝ち点3で全日程を終え、専大と同率3位となった。以下、最終戦を戦い終えた後の選手たちのコメント(成績は規定投球回数または規定打席数に到達した者のみ、かっこはリーグ内順位)。
秋田監督
「ここに来ると4番の小川(拓真・商4)がいないのは痛かった。これからは大振りじゃなくて強く打つことを徹底して教えたい。バットを下半身で振らせるしかないでしょう。4年生は神里を中心にがんばってくれた。精神的に強くならないとチャンスを生かしきれない。それは私を含めて課題ですね」
清水コーチ
「見ての通り課題山積。まだまだ弱い。けが人が出たことによってチャンスを掴んだ土谷なんかは頑張った。結局ずっとそういう子達が伸びてこなくて、レギュラーが固定されている状態でやっていたから、そういう部分も含めて力不足。(山手が調子悪い中で)村川が台頭してチームの形ができたり、みんながそういう自覚を持ってやってかないとなかなか競争にならない。キャプテンの神里はよく頑張った。言葉は少なかったが、秋山(将輝・商4)もいて神里1人じゃなくてみんなで引っ張った。それは神里の人柄もある。(来季は経験のある選手が多いが)いやいや!あいつらがレギュラーで出てるようじゃダメです」
神里和毅主将(法4) 外野手 打率.313(6位)※外野手部門でベストナイン受賞(満票、初)
「優勝争いの中で4チームが優勝争いに絡む厳しい戦いだったが、やる事はやった。春は調子が悪く秋の最初も良くなくて、そこからしっかり立て直してチームに貢献できたと思う。プロ志望届を出してから吹っ切れた。ピッチャーが崩れる展開が多かったので、打線がもっとカバーできたかなと思う。同期は結構な選手が多かったが、やる時はしっかりやる代だったとは自分では思っている。(主将としての1年間)野球人生初めての主将で頼りなかったとは思うが、周りが自分についてきてくれたので良かった。主将をやって良かった。(これからのチーム)試合に出ているメンバーが多いので、そういう経験を新しく入ってくるメンバーに伝えて、引っ張っていってもらいたい」
山手幹(商4) 投手
「個人としてチームに迷惑をかけてしまったという思いはあるが、東都の1部を死守して来年も後輩に神宮でプレーさせられるという点で安心している。今季は下級生の投手が多くベンチ入りしていたので、来年はチームを引っ張って優勝に導いてほしい」
畦地郷資(商4) 投手
「高校時代はなかなか試合に出られなくて、大学で花を咲かすぞという気持ちで大学に来た。その中でリーグ戦に出られてしかも1勝挙げられた。チームに必要な選手になれてうれしい。投手陣のレベルは高くなっているので、みんなが自分に責任をもってほしい。野手陣はリーダー格が残っている。中大の色を出していけるようにしてほしい」
泉澤涼太(商4) 外野手 打率.255(15位)
「(最後の試合)さみしくはないけれど勝って終わりたかった。昨年秋の先輩たちもそうしてきたので、とにかく目の前の試合に集中しようとした。(昨春活躍して、マークされたりということは感じたか)配球とかも変わった。その中で、途中でバッティングスタイルを変えたり試行錯誤した。勉強になったシーズンだった。(この4年間)野球をするために中大に来た。寮にも入って、両親には負担をかけてしまった。投手から転向して、試合に出れたことが一番の成長」
村川翔太(商3) 投手 防御率2.44(6位)
「今季のリーグ戦は優勝を逃してしまったことが一番悔しい。でも中大は良いチームで、全員でやってきて本当に楽しかった。来年は自分が中心となって優勝へと導きたい」
新城拓(文3) 内野手 打率.204(26位)
「年間通してあっという間だった。大きな目標の前に初心に帰ることが必要なのかなと思った。チームは常に優勝争いをしていながら、勝ちきれなかった。来季は最上級生として後輩に見られているという意識を持ってみんなを引きつけられるような人になりたい」
松田進(法3) 内野手 打率.204(19位)
「優勝争いできていいシーズンだったけれど、詰めが甘かった。このメンバーで優勝しなければいけなかった。専大と亜大に勝たなきゃいけなかった。亜大は練習もやり込んでいて自信もあるし、そういう部分で差が出たのかなと思う。来年、自分はチームを引っ張っていく立場なので、自分の成績というよりはチームの勝利に貢献していきたい。(オフの期間は)形はできているので、バッティングをするにも下半身の土台をしっかり作ってやっていきたい。打てているのでバッティングに目がいくと思うが、遊撃手なので守備もしっかりやりたい。(来年のドラフト会議について)ドキドキできるように、この1年しっかりやりたい」
小河諒(法3) 内野手 打率.200(27位)
「何がだめだったのか自分でもわからない。気負いすぎたところはある。自分でプレッシャーをかけてしまった。来年は一番上になる。優勝できるよう、個人よりチームの結果重視でやっていく」
山田直(文3) 外野手 打率.243(18位)
「自分の打撃は昨季に比べれば良かったが、まだまだ数字を残さないといけない。キャンプにいい形で入れるように下積みをしっかりやりたい。来年はみんな一からのスタートなので、お互いに切磋琢磨してやっていきたい」
鍬原拓也(法2) 投手
「自分のせいで優勝を逃してしまった部分があって、とても悔しい。今季、先発や抑えといい経験をさせてもらえたので、その経験を生かして、来季こそ今季の悔しさをバネにして、優勝したいので、負けないようにしっかりとチームに貢献したい」
鳥養直生(商2) 投手
「今季は自分のピッチングができなかった。力のある直球で押してクローザーという位置を確立させ、最終回に監督が自信を持って送り出すような投手になりたい」
保坂淳介(商2) 捕手 打率.190(30位)
「いいところまでいって、最後に優勝を掴めなかったシーズン。最後の方で隙を見せないようにしなくてはいけないと感じた。個人としては秋はレギュラーとして出させてもらった。優勝争いができたことはいい経験になった。来季は捕手なので守備はしっかりと守れるように、打つ方も今季よりも結果を出せるようにしたい。4年生の抜けた穴を自分が埋めたい」
土谷恵介(法2) 内野手
「(小川)拓真さんがけがをして、いつ来るか分からないチャンスをものにできて、出場することができた。打撃に関しては上出来だが、守備の面でミスをしてしまったので、そこはもっと強化したい。来季も必ずレギュラー争いをすると思うので、どんなポジションでも守ることができるように守備を強化していきたい」
飯嶌幹太(商2) 外野手
「今季は全然チームの力になることができなかったので、新チームでは力を出したい。自分はまだまだ体が小さいので、冬は体作りをして強い打球を打てるようになりたい」
伊藤優輔(文1) 投手 防御率3.21(10位)
「先発で3試合投げて、リーグ戦初勝利を挙げることができてよかった。夏のオープン戦で成長できて、今季は試合を作ることができた。来季に向けてもっとスタミナ、コントロールの面を上げて、しっかりと先発の座を勝ち取りたい」
河合泰聖(法1) 内野手
「(小川)拓真さんがけがされて、チャンスはたくさんあったはずなのにそれを自分のものにできなかった。来年は春にスタメンで出られるように、守備を磨きたい。神里さんのようなしっかり広角に打てる選手になりたい」
吉田叡生(経1) 内野手
「期待に応えられず、個人としては悔しい気持ちでいっぱいのシーズンだった。その中でも試合に出る中で掴めたことがあるので、来年は試合に出続けて、自分のできることを精一杯やっていきたい」
大城幸泰(商1)外野手
「1年生として思い切りプレーすることが大事だと思って、プレーした。そこで結果を出すことができてよかった。今季、試合に出場することができたので、来季はレギュラーを目指して、試合に出場できたらしっかりチームに貢献していきたい」
◆大会結果
①亜大②日大③専大、中大
ベストナイン 外野手=神里主将
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部