硬式野球部

硬式野球部 東都大学野球秋季リーグ戦対専大1回戦

2015年10月16日

10月14日 神宮球場

今春王者との一戦も、投手陣崩れ大敗

      123 456 789 RHE    

○専 大=500 001 300=962

中 大=000 000 010=163

[中]村川、山手、畦地-保坂 [専]高橋、勝田、佐々木泰、大野亨-金井 本塁打:なし

◆スタメン

1[中]神里 和毅(法4=糸満) 2[二]新城  拓(文3=興南) 3[遊]松田  進(法3=国学院久我山) 4[右]泉澤 涼太(商4=習志野) 5[一]小河  諒(法3=桐蔭学園) 6[左]山田  直(文3=静岡) 7[捕]保坂 淳介(商2=佐野日大) 8[三]土谷 惠介(法2=前橋育英) 9[指]飯嶌 幹太(商2=宇治山田商)

  P 村川 翔太(商3=浜田)

▲初回に5失点し、ベンチへ戻る村川

 前カードでリーグ首位に立った中大。迎えた今春王者専大との1回戦は、先発村川が初回から専大に5点を献上するなど、序盤から点差を広げられる苦しい展開に。打線は専大投手陣を前に泉澤の犠飛による1点のみに終わり、中大は1-9で敗れた。

 「申し訳ないことをした」。試合後、先発の村川は肩を落とした。ここまでリーグ戦3勝を挙げ、抜群の安定感を見せていた村川だったが、初回に連続四球でピンチを迎え、暴投で先制点を許す。その後も本来の投球ができず、失策の絡んだ適時打などで追加点を許し、この回だけで49球を投じ5失点。序盤から専大に流れをつかまれてしまう。

▲リリーフ登板で5回1/3を投げた山手

  2回からは右腕の山手幹(商4)がマウンドへ。「準備ができていなかった」と話すものの、「相手の反応を見て、うまくかわすように投げた」と5回まで相手に追加点を与えない好投を見せる。しかし球数が60球を超えた6回、1死から四球で走者を出し適時打で1点を追加される。続く7回も先頭打者の死球からピンチを作り、1点を奪われさらに1死満塁となったところで山手は降板。続いて畦地郷資(商4)がマウンドに上がるも、2点適時打を浴び専大にダメ押しの9点目を与えてしまう。

▲8回、今試合唯一の得点である犠飛を放つ泉澤  

 打線は2回、先頭の泉澤が気迫のヘッドスライディングで内野安打をもぎ取り、続く小河の安打でチャンスを作るも、後続に一本が出ず得点を奪えない。専大の先発高橋を前に「実際のところ追い上げるのは厳しい」(秋田監督)と、その後も6回まで無得点に抑えられ、なかなか突破口を見出せない。それでも8回、代わった投手を攻め先頭の神里主将が四球で出塁すると、果敢に盗塁を狙い相手の送球ミスの間に一気に三塁へ到達。その後、4番泉澤の中堅への犠飛で神里主将が本塁に生還し1点を返す。神里主将も「このまま0で終わると明日も流れが悪くなるので、何とか1点を取れたのは大きかった」と振り返るも、得点はこの1点のみ。中大は1-9で敗れ、チームはリーグ1位から陥落となった。

 12四死球。今日の課題は明白であった。失点を許した3イニングはいずれも複数の四死球があった。「野球にならない」と秋田監督からも厳しいコメント。しかし、そんな大敗の中でも「試合に慣れてきたのかなと思う」と、本職ではない三塁手を務める土谷は長打2本を含む猛打賞と躍動。チームもまだ勝ち点を落としたわけではなく、明日から巻き返していくしかない。「全員使ってやるしかないです」(秋田監督)。故障で主力を欠く中、全員野球で今春王者から逆転での勝ち点奪取を狙う。

◆コメント 秋田監督 村川は力んだのかな。四球12個では野球にならない。負けるべくして負けた。明日は全員でやる

神里主将 何とか1点を取れたのは大きかった。明日落としてしまうと優勝がほぼ見えなくなってくると思うので、まず明日勝って明後日もまた勝てるようしっかりやっていきたい

村川 申し訳ないことをした。調子はあまり良くなかった。中軸をきっちりアウトにできなくて失点につながってしまった。まだ勝ち点を落としたわけではないので、明日勝って勝ち点を取りに行きたい

山手 多少は調子がもどってきた。試合中の雰囲気は悪かったけど、監督も明日明後日取ればいいと言っていた。切り替えている

土谷 試合前の練習からみんな気合いが入っていた。初回に失点してなかなか攻撃に切り替えられなかったが、1点取れたことはよかった。(3安打は)試合に慣れてきたのかなと思う。明日はまた1から始まるので、勝って次につなげたい

◆試合結果

▼第7週1回戦 ●中大1-9専大○ ※1敗

次の試合は東都大学野球秋季リーグ戦対専大2回戦(10月15日 12:30~ 神宮球場)です!