硬式野球部

硬式野球部 東都大学野球秋季リーグ戦対日大2回戦

2015年10月01日

9月30日 神宮球場

ミスで失った2点が最後まで響き敗北

 前日に村川翔太(商3)の完封で勝利し勢いに乗っていた中大。花城凪都(商2)がリーグ戦初先発を果たすも、打線が援護できず1-4で敗れた

▲初先発を果たした花城

 「(勝ち点のかかってる)大事な試合というのもあったけど、やっぱり緊張感が違う」(花城)。前日に秋田監督から先発を告げられ、初めて初回からマウンドに上がった。四死球こそあったものの、丁寧にコースに投げ分け3回まで安打を許さない上々の立ち上がりを見せた。

 援護をしたい打線だったが、前日のサイドスロー右腕とはうってかわって、直球を主体とする相手の先発左腕に苦しむ。初回は2死一、二塁のチャンスだったが小河諒(法3)が三邪飛に倒れ先制はならなかった。

 4回表、花城はこの日初安打を許すと連打で無死一、三塁とされる。ここで一塁走者が盗塁を試み、保坂淳介(商2)が二塁へ送球。このときピッチャーカットのサインが出ていたが、花城が見落としてしまう。ボールはそのまま中堅まで流れてしまいこの間に三塁走者が生還。そして三塁に進んでいた一塁走者が中堅からの返球の隙をつき本塁を陥れる。ミスから2点を失った。その後も適時打を打たれこの回に3点を許してしまう。「自分の甘さが出た。あのミスのせいで負けたので、チームに迷惑をかけてしまった」(花城)。

 その裏、先頭の松田進(法3)が二塁打で出塁すると、小川拓真(商4)の右飛の間に三塁へ進む。そして小河の犠飛で1点を返した。

 5回からは山手幹(商4)が登板。ピンチもあったが3イニングを無失点で切り抜けた。「本調子からは程遠い」(山手)が復調の兆しを見せる。

 そのまま試合は終盤へ。次の1点を取りたい中大だったが8回にダメ押し点を奪われてしまい万事休す。打線は5回以降二塁を踏むことが出来ず、散発4安打。1-4で敗北しこのカード1勝1敗となった。

 また、9回にマウンドに上がった鍬原拓也(法2)が自己最速の151㌔を計測して球場を沸かせた。

 日程の都合で試合が消化できず、未だにカードが一つも決着していない。第3戦に勝利して今季初の勝ち点を取りたい。

◆コメント

秋田監督

あんなことをやっちゃ勝てないですね。山手が投げれたのが収穫。最初打たれて今日もダメかなと思ったけど、投げられたことはよかったですよ。本人も安堵してるんじゃないですか。花城も3回までは良かったけどね。明日は村川がどれだけ投げられるか。先発かは別にして、勝ちゲームなら投げてもらわないと。来週の火曜日までないから、がんばってくれるかと思います

神里和毅主将(法4)

自分たちのミスから点を取られてしまった。ちょっと集中力が欠けていたというか、気が抜けていた。盗塁は許したが相手も足が速い。盗塁されてもその後にどうするかが大事。そこを防ぎきれなかったことが敗因

花城

いけるところまで飛ばしていけと言われていた。3回までは悪くなかったが、4回のミスが敗因となってしまった

山手

不安しかなかった。でもここまで来たら気持ちで投げようと思った。本調子からは程遠いが、抑えられたので良かったかなと

鍬原

指の掛かりが良すぎてコントロールできなかったが、なんとかストライクゾーンにまとめることができた。151㌔はMaxの球速。ブルペンでは調子が良くなかったが、マウンドではよく投げられた

小河

(東は)直球主体なので逆方向に打とうとチームで話していた。でも打ち損じて外野フライになってしまったのでそこが修正点。(犠飛の場面)外野フライを打てる球を待っていたら変化球が高めに来たので打った。点差を詰められる犠飛にはなったが、その前の初回の好機で仕事をしなければいけなかった

松田

野手が打たないと勝てない。サインミスがあったり、そういった細かいところの詰めの甘さと、あとは相手の積極的な走塁にもやられた。そういう詰めの甘さをしっかり集中していかなければならない。(自身の打撃)1打席目と2打席目は打てたけど、その後は打てる球を見逃して、三振。今日は4本打たなきゃいけない日だった

◆試合結果

日大 000300010=4

中大 000100000=1

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部