硬式野球部

硬式野球部 東都大学野球秋季リーグ戦対亜大1回戦

2015年09月11日

9月11日 神宮球場

3日遅れの開幕戦 適時打出ず逆転負け

 悪天候が続き、3日連続で中止となっていた中大の開幕戦。本日ようやく晴天に恵まれ、亜大1回戦が行われた。試合は初回に相手の失策で幸先よく先制するが、その後の好機で適時打が出ず1-2で逆転負け。神里和毅主将(法4)は「まだ1カード目の初戦なので切り替える。勝つしかない」と前を向いた。

▲試合後の選手たち。春に続いて亜大相手に黒星を喫した

 中大の開幕投手は、初の大役を任された村川翔太(商3)。一週間ほど前に先発を告げられたと言い「最初から緊張はあった」。それでも3回まで亜大打線を無安打に抑える。しかし1点リードの4回、先頭打者に初安打を許すと2死二塁から桝澤(亜大)に左翼線に適時二塁打を打たれ同点に追いつかれた。「点を取られたところが一番悔しい」とリードを守れず、5回でマウンドを降りる結果となった。

▲好投するも同点のまま交代した村川

 打線は1回、先頭の神里主将が四球を選ぶと、2番・新城拓(文3)がヒットエンドランを決め無死一、三塁の絶好機を演出する。ここで3番・小河諒(法3)が放った打球は遊ゴロとなってしまうが、遊撃手の送球を受けた二塁手が一塁へ悪送球し、その間に三塁走者の神里主将が先制の本塁を踏んだ。さらに3回には先頭の9番・山田直(文3)が一塁へのバントヒットで出塁すると、神里主将がまたもヒットエンドランでつなぐ。しかしこのとき三塁への送球を三塁手が逸らした隙を突いて俊足の山田直が一気に本塁を陥れようとするも、憤死となり好機を逸してしまう。山田直は「場面を考えたら止まる場面だった。一瞬の判断ミスが出た」と振り返った。

▲2番手で2回無失点と踏ん張った伊藤

 村川の後を受け、6回からは伊藤優輔(文1)が登板した。6回は2三振を含む三者凡退に抑えるが、7回に2四球で2死一、二塁のピンチを招く。「慎重になりすぎた部分があった。監督に思い切って行けと言われて気持ちを切り替えられた」と最後は二ゴロに打ち取った。8回は3番手として鍬原拓也(法2)がマウンドに上がったが、1死後に左中間を破られる二塁打を許すと四球もあり2死一、三塁。ここで先程同点打の桝澤(亜大)に「甘い直球」(鍬原)を右前に運ばれ、痛い勝ち越し点を奪われた。

 9回に連打で1死一、二塁の好機を作る意地を見せたが、ここでも適時打が生まれずにそのまま試合終了。「最終回の追い上げで少しベンチも勢いがあったので、それが初回からできていれば」(神里主将)と主導権をつかみきれないままの敗戦に悔いが残った。亜大2回戦は、次週の中大―国学大カードが16日までに終了した場合のみ18日に行われる。

◆コメント

 監督

 適時打が出ない。やっぱり3回が大きい。無死二、三塁でゆっくり攻められるところだった。あそこで1点取れればこっちかなと。村川は良かった。負けるってこんなもんですかね。選手も負けたというのがあまりないんじゃないか

神里主将

 第2打席はエンドランで攻め気でいこうと。最終回の追い上げで少しベンチも勢いがあったので、それが初回からできていればよかった。春より元気がなかったかもしれない。やりたいやりたいと思っていたが雨で流れてしまったので、気持ちは切らさないようにしていた。ただちょっと振り込みが足りなかったかもしれない。まだ1カード目の初戦なので切り替える。勝つしかない

山田直

 入りは良かったが、なかなか適時打が出なくてこういう結果になってしまった。バントヒットでチャンスメイクできたことは良かったが、いい場面で2打席回ってきて凡退してしまったので、切り替えていきたい。3回の走塁は場面を考えたら止まる場面だった。一瞬の判断ミスが出た。今日の負けは切り替えて次に向けていい準備をしたい

村川

 点を取られたところ、そこが一番悔しい。4回に先頭打者を安打で出したところは、先頭を出すと失点に繋がるので気をつけなければいけなかった。開幕投手は一週間くらい前に言われて、最初から緊張はあったがしっかり投げられたのかなと思う。まだ勝ち点を落としたわけではないので、切り替えて次のカードを頑張っていく

伊藤

 春は四球が多くてストライク先行で行けなかったので、初球からストライクを取ることを意識して自信を持って投げた。7回は慎重になりすぎた部分があった。監督に思い切って行けと言われて気持ちを切り替えられた。また中継ぎの機会があると思うので、いつでも投げられるように気持ちを切らさずに準備したい

鍬原

 あの場面で取られてはいけない点を取られてしまったのは甘い。春はストライクが入らなくて何の収穫にもならない負けだったが、今日は甘い球を打たれてしまった。直球をはられていたのでカットボールが入れば良かったが、入らなくて直球で行って打たれてしまった。ただ春に比べては良かったと思う。直球の走りはいつもよりは良かった。最近は直球も変化球も良かった。次も登板させてもらえるなら今日打たれたことを反省して次の投球に繋げていければいい

◆試合結果

中大 100000000=1

亜大 00010001×=2

次の試合は東都大学野球秋季リーグ戦対国学大1回戦(9月15日 13:00~ 神宮球場)です!

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部