硬式野球部

硬式野球部 東都大学野球秋季リーグ戦開幕直前特集④山手幹

2015年09月04日

春の雪辱に燃える中大のエース右腕 山手幹

 7日間にわたってお送りするこの開幕直前特集。4日目の今日は、エースとしてチームを支える右腕の山手幹投手(商4)を紹介します。3年次から3季連続で開幕投手を務めるなど、投手陣の中心としてマウンドに立ち続ける山手投手。惜しくも2位で終えた春季リーグ戦や、最後のリーグ戦となる秋へ向けての意気込みを伺いました。

▲春季リーグ戦対専大1回戦で好投を見せた山手

――東海遠征はどんな遠征になりましたか

 山手「チームとしても個人としても課題が見えたかなと思います。野手は同じ大学生相手には打てるということが分かって、投手陣は2試合連続完封などしっかり結果が出ていたので、良い遠征になったかなと思います」

――遠征で見つかった具体的な課題とは

 「個人的には調子が良いんですが、もっと高いレベルにいくにはインコースの真っ直ぐを投げきること、そこがいい打者を抑える要因かなと遠征で感じました」

――春季リーグ戦を振り返っていただけますか

 「初戦(専大戦)に3季連続での開幕投手として出してもらって、延長12回までお互い無得点の中、相手エースより先に降板して負けてしまったことが悔しかったです。亜大戦のような勝たなきゃいけない試合のときにも、自分がいい投球ができなくて…。ここってときに勝てないとエースではないので、秋はそういった試合で勝てるようにしていきたいです」

――春季リーグ戦は負けた試合が印象強いですか

 「負けた試合よりは、自分と村川(翔太・商3)で2試合連続完投勝利できたのがすごい自信になったなと思います。村川4勝、自分が3勝でリーグの中でも勝てた方なので、このことは秋にもつながる自信になります」

▲春季リーグ戦対国学大1回戦でピンチを迎え、秋田秀幸監督の助言を聞く山手

――周りの投手陣からの刺激はありますか

 「伊藤(優輔・文1)とかも1戦目、2戦目の先発を取られるのではないかというくらい、いい投手になってきたので、自分も負けられない気持ちになります。リリーフ陣もすごい成長しているので、(秋の)リーグ戦もやってくれるんじゃないかなという期待はあります」

――秋のリーグ戦への意気込みをお願いします

 「チームとしては全勝するつもりで戦っていって、大事な試合でも勝ち切れるように全員で優勝、日本一に向かって勝っていきたいです。個人的には優勝して、最優秀防御率、最多勝、MVP、ベストナインなどのタイトルは全部とりたいです。(4季連続での)開幕投手は他にいい投手が出てくるかもしれないですけど、抑える自信があるので渡したくないという気持ちが強いですね」

 「4年間で一度は優勝したい」と、4年生どうしでよく話すという山手投手。今秋リーグ戦での優勝、日本一への思いの強さは人一倍です。層の厚くなっている中大投手陣ですが、11年ぶりのリーグ優勝に山手投手のエースとしての働きが原動力となることは間違いありません。様々な思いを背負い、最後のリーグ戦のマウンドに立つ山手投手に期待です。

▶︎山手幹プロフィール

やまて・みき 平成5年11月12日生 広島県出身 金光学園高卒 180㌢・83㌔ 右投右打

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部