硬式野球部
硬式野球部 東都大学野球秋季リーグ戦開幕直前特集③保坂淳介
2015年09月03日
バットで正捕手を勝ち取った
〝持ってる男〟保坂淳介
3日目を迎えた開幕直前特集、本日は春季リーグ戦で現れたニューヒーローをご紹介します。大学初打席初本塁打という強烈なデビューを果たし、見事スタメンに定着した保坂淳介捕手(商2)です。昨年まで正捕手を務めていた選手の卒業で、今年一番の注目ポジションと言っても過言ではなかった捕手の座を掴んだ彼に、初めてのリーグ戦の感想や思い描く捕手像などをうかがいました。
▲春季リーグ戦国学大2回戦で投手に声を掛ける保坂
――春季リーグ戦を振り返っていかがですか
保坂「得点が取れたので、チーム全体で打撃が良かったと思います。個人としては、優勝は出来なかったけれどバッテリーとして試合運びがしっかりできました」
――リーグ戦の出場は初めてでした
「春はオープン戦から捕手争いが激しくて。最初の専大のカードは出られなかったけれど、国学大戦から出させてもらっていい結果が出ました。ずっと試合に出られていいリーグ戦でした」
――自信になったことや課題は
「リーグ戦が始まるまでは結果が残っていなかったので常に不安でした。だけど、1戦1戦こなしていく中で不安をなくして自分のやりたいようにプレーができるようになりました。課題は打撃です。捕手のイメージは〝守備>打撃〟だけど、自分は打って守れるようになりたいです」
▲亜大2回戦6回、右中間へ2点適時三塁打を放つ保坂
――東海遠征までに取り組んだことはありますか
「自分は調子の波が激しいので少しでもそれを減らせるようにということで、リーグ戦が終わってから数多く球を打つようにしていました。東海遠征では自分だけではなく、チーム全体の打撃が不調でした。自分が打てないことは仕方ないので、守備に専念していかに点を取られないようにするかに重点を置きました」
――投手の調子はどうですか
「リーグ戦前と特に変わらないです。ただリーグ戦で投げていない投手が出てきて、投手層が厚くなったと思います」
――春季リーグ戦で優勝した専大との差はどこにあると思いますか
「自分はベンチから見ていたんですけど、他の大学よりも各打者がスイングに自信を持って振っていました。振り込んでいる量が違うのかなと。打撃はいいところが多いチームだと思います。投手陣は1、2番手が共に安定していました。試合を作るのがうまい、すきがない投手でしたね」
――秋季リーグ戦へ向けて意気込みをお願いします
「春はあと1勝で優勝できませんでした。秋はそういう隙すら与えない試合をして優勝したいです。個人では、自分は経験が多くないので早くチームに信頼される捕手になれるようにしたいです。打つ方も頭に入れながら、結果を出していきたいですね」
打って守れる捕手になりたいと意気込む保坂捕手。中大打線がリーグトップの打率を記録し続けられるのも、彼ら下位打線の活躍があってこそです。この秋も保坂捕手の守備に打撃に、目が離せません!
▶保坂淳介プロフィール
ほさか・じゅんすけ 平成7年12月10日生 栃木県出身 佐野日大高卒 178㌢・78㌔ 右投右打
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部