硬式野球部

硬式野球部 東都大学野球秋季リーグ戦開幕直前特集①松田進

2015年09月02日

チャンスでの1本に注目! チーム1頼れる男、松田進

 本日から7日間にわたってお送りするこの開幕直前特集では、東都大学野球秋季リーグ戦で中大勝利への鍵を握る選手を1名ずつ取り上げてご紹介します!初日の今日は、中大スポーツ7月号で一面を飾った松田進選手(法3)です。松田選手は春季リーグ戦にて打線の下位に座りながらもチームトップの本塁打3本を記録した他、守備では遊撃手としてベストナインを受賞したチームの核です。そんな松田選手がこの夏さらなるレベルアップを図るため、どのようなトレーニングを積み、秋に向けてどんなところに注目していくべきか、お話をうかがいました。

▲春季リーグ戦対國學大2回戦で本塁打を放ち仲間とハイタッチする松田(右)

――この夏で身長、体重に変動はありますか

松田「最近食欲がすごいですが、キープしてます」

――春のリーグ戦を振り返ってどのように感じていますか

「専大のカードで勝ち点を落としたのはやっぱり大分痛かったですけど、その後6連勝して亜大のカードで1回負けたのがめちゃくちゃ痛かったなと思います」

――ご自身で特に反省する点はありますか

「亜大の1戦目の最終回で(自分の打席が)回ってきて、無死一、三塁の場面でどういう形であれ1点は確実に入るところだったのに内野フライという最悪な形で。そこで本当に流れを切ってしまったのは悔いが残ります」

――逆にご自身の中で良かったと思うところは

「自分のバッティングができたから結果としては残せたのかなと思います」

――それらの反省を踏まえてこの夏取り組んでいることはありますか

「(守備面で)内野はメンバーが変わらないので、いつも通りですがレベルアップしてきている部分があります。あとは攻撃力の部分では、ここで一本欲しい!というところで出せなかった自分があったのでそこは大事な場面で1点を取りに行ける形を、いろんな引き出しで出せるように意識してやっています」

――東海遠征をはじめ、ここまでのオープン戦ではその手応えを感じていますか

「(遠征中のオープン戦で)初めて27イニング無得点ということがあって…。社会人相手だったけれど無死満塁の場面とかもあって、チャンスを作っている場面も空回りしていたんです。最終戦やっと点を取れたのでそこからいい流れを作ることができました。今日(8/12対セガサミー戦)もいいところで打てたし、形としてできている部分は多いかなと思います」

▲この日猛打賞の松田

――守備の面ではいかがですか

「各ポジション2枚ずついて実際もう固定の感じになってるけど、同じ遊撃手の土谷(恵介・法2)にはもっと上に上がってきてほしいしもっと経験を積んでほしいです。もっと下級生はハツラツとしてアピールしていい部分は多いから、3年の中でチーム作りはできているけど、下との差が今課題にもなっているから、自分たちもいろいろ教えながらやってます」

――春は開幕直後の専大カードを落としました。この秋専大に勝つためには

「データがなかった部分もあるけど、1年のときにやったイメージでそのときは普通に点数も取れて勝ったイメージだったから、ちょっといけるだろうという過信はあったと思います。今度はどういう投手かという情報も入ってきたし、多分普通にやれば負ける相手でもないと思います。ただ投手との相性もあるし、相手打者の調子もあるから、しっかり相手を見ながらやって、最終戦なんで優勝争いできるようにやりたいです」

――秋の目標を教えてください

「チームとしては優勝すること。個人としては、結果としてベストナインが取れるようにやりたいです。でもそれにとらわれずに勝てる打撃をしたいし、ここ1番で守れるようになりたいし、自分の結果よりチームに貢献したいと思います。今は打撃もだいぶ上がってきてるので、チャンスでの一本というところを1番見てもらいたいです」

▲8月24日に行われた交流戦対国士大でゴロを送球する松田

 7月号で一面を飾ったことがとてもうれしかったと笑顔で話してくれた松田選手。上級生として後輩たちへのサポートを忘れずに、かつ中大の勝利のために自身の足りない部分を明確にしてトレーニングを積んでいます。チームへの思いが、自身の活躍だけでなくチームの好成績にもつながっていくでしょう。チャンスの場面でもピンチの場面でも頼れる存在として、ぜひ松田選手に注目してみてください。

▶松田進プロフィール

まつだ・しん 平成6年8月29日生 神奈川県出身 国学院久我山高卒 187㌢・81㌔ 右投右打

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部