硬式庭球部

硬式庭球部・全日本学生室内テニス選手権大会シングルス準決勝

2016年12月05日

12/3 江坂テニスセンター

「絶対条件」のストレート勝ち 決勝戦へ駒を進める

▲フォアハンドを狙う望月

 大会は3日目。決勝戦進出を懸けて望月勇希(法1)が戦ったのは、予選を勝ち上がりベスト4まで勝ち進んだ三好(早大)。インカレ王者の小林雅(早大)を倒してのし上がってきた相手に対して、望月はストレート勝ちを収めた。

 第1セット、望月は相手を圧倒した。序盤に2度のブレークを成功させ、望月は先制する。「いつも(自分がブレークした後)すぐブレークされてしまう」と話す望月だが、今日は違いを見せつける。望月は強力なストロークで相手を翻弄。相手に攻める隙を与えず、サービスゲームをキープし続けた望月はこのセットを6-2で制した。

▲ガッツポーズを見せる望月

 続く第2セット、調子を上げてきた三好に望月は苦戦を強いられる。3ゲームを先取された望月だったが、第4ゲームで粘り強さを見せる。相手にポイントを取られながらもなんとかサービスゲームのキープに成功。「向こうのゲームポイントがたくさんある中でとれたのは良かった」とする一方で、「もう少し楽に試合を展開できた」と序盤を振り返る望月。その後望月は5ゲームを連取。6-3でこのセットを終え、ストレート勝ちを決めた。  「抑えなきゃいけないポイントを自分でわかっていた」と第2セットについて話すのは月村コーチ。「どうギアをあげるか、相手のショットに対してどういう配球をしたら自分の展開にできるかというのを理解していたと思う」。

▲ストロークが冴えた

 望月は本戦に入って初のストレート勝ちを収めた。そんな望月は決勝戦に向けてストレート勝ちは「絶対条件だった」という。ストレート勝ちを意識して集中力高めていった。「自分から攻める展開とコントロールする展開のメリハリがあった」と準決勝の快勝ぶりを月村コーチも評価している。

 決勝戦の相手は上杉(慶大)。望月と上杉は清風高校の出身だ。上杉は望月の2つ上の先輩となるが、公式戦での対戦経験は無いという。「面白い試合になると思うのでそれを楽しんで。良いプレーができればと思っている」と望月は語る。望月のタイトル獲得はもう目前だ。思い切ったプレーから目が離せない。

◆試合結果

○望月2-0三好●

(6-2、6-3)

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部