硬式庭球部

硬式庭球部・全日本テニス選手権 男子シングルス1、2回戦

2016年10月26日

10月23~25日 有明テニスの森

望月16強 大和田は前年度王者に完敗

▲井藤に勝利し、ベスト16入りを決めた望月

 高校生からプロまで、さまざまな選手が日本一を目指して戦う本大会。大和田秀俊(法3)は2回戦で敗退したものの、望月勇希(法1)はベスト16入りを果たした。

▲予選を勝ち上がってきた大和田は、「力が抜けてよいテニスが出来ている気がする」と語った

 大和田は予選を勝ち上がっての本戦出場。1回戦は佐野(伊予銀行)と対戦。「序盤硬かった」と第1セットを振り返る大和田はミスの少ない相手と競り合う展開に。ゲームを離せない中なんとか第1セットを取り切ると、第2セットでは上手くギアを上げ6-2と快勝。2回戦へと駒を進めた。

 2回戦の相手は前年度優勝の内山(北日本物産)。第1セットでサービスゲームをブレークされると、大和田は試合を自分のペースに持ち込むことができなかった。大和田は自分のテニスをさせてもらえないまま、2回戦で敗退した。

▲バックハンドを打つ望月

 望月の1回戦の相手は只木(リコー)。第1セットは相手に主導権を握られてしまう。「食らいつこうと思ったけど抑えられなかった」と振り返る望月は第1セットを落としてしまう。迎えた第2セット、望月は自ら積極的に打っていく。試合を自分のペースに持ち込んだ望月は第2セットを制した。勢いに乗った望月はそのまま第3セットを6-1で勝利し、1回戦を勝ち抜いた。

 2回戦は井藤(ライフ・エヌ・ピー)と対戦。井藤は望月と同じ清風高校出身であり、望月は高校時代に井藤から指導を受けていたという。先輩後輩対決となったが、「勝つだけ。先輩とか関係なく。」と望月は目の前の試合に集中した。試合は全体を通して望月のペースで進んだ。ラリー戦を上手く制した望月は6-3、6-4のストレート勝ちを収め、ベスト16入りを決めた。

 望月がベスト8を懸けて戦うのは、大和田を倒して3回戦進出をきめた内山だ。相手が前年度チャンピオンでも、望月は「勝ちたいという気持ちはどの選手でも変わらない」と目の前の一戦に集中する。自分のテニスで観客を沸かせるのが目標と話す望月。3回戦ではどのような戦いを見せてくれるのだろうか。

◆試合結果

<男子シングルス>

▼1回戦

○大和田秀俊(法3)2ー1 佐野紘一(伊予銀行)●

(7ー5、6ー2)

○望月勇希(法1)2ー1 只木信彰(リコー)●

(4ー6、6ー4、6ー1) 

▼2回戦

●大和田秀俊(法3)0ー2 内山靖崇(北日本物産)○

(3ー6、0ー6)

◯望月勇希(法1)2ー0 井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)●

(6ー3、6ー4) 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部