硬式庭球部

硬式庭球部・関東大学テニスリーグ第3戦対亜大

2016年09月05日

9月2日 法大多摩キャンパステニスコート

“4強”撃破へ弾み2勝目 急造ペアが王座出場の鍵

▲今季初勝利を挙げた松浦(右)・大和田組

 昨年2部から1部昇格を果たした亜大との一戦を制し、今季の成績は2勝1敗とした。ダブルスが初めて2勝を挙げるなど、好調なシングルス陣と噛み合った。入替戦回避、王座進出へ。山場となる残りの法大戦、明大戦に弾みをつける勝利となった。

▲ガッツポーズを作る好調の宇佐美(左)・正林組

 第1ダブルスでは大和田秀俊(法3)・松浦優太(法4)組が7-5、6-4で初勝利。「試合を重ねるごとに、大和田の速い球に合ってきた」(松浦)。大和田・松浦組と同じく、リーグ開幕直前にペアが結成した第2ダブルスの古田海人(商4)・望月勇希(法1)組は4-6、4-6でストレート負けを喫した。

 好調なのが第3ダブルスの下級生ペアだ。宇佐美晧一(経2)・正林知大(商1)組は6-4、7-5で慶大戦に続き2勝目を挙げた。共に静岡出身で「昔から知り合いだった」と言う2人。全てのサービスゲームをキープした正林は「先輩に引っ張ってもらいながら自分からもいけた。いいペアだと思っている」と相性の良さに手応えを感じている。宇佐美も「今年の6月から組み始めて、初めての割には2人でガンガンいけてる」と語った。

▲選手のポイントに歓喜する部員たち

 1~3年生が2人ずつ起用されたシングルスでは、圧倒的な力を見せつけた。インカレ準Ⅴで第1シングルスの望月、昨年のリーグから活躍する第4シングルスの斎藤和哉(法2)は、ともに貫禄のストレート勝ちで今季3戦3勝。正林、大和田も単複での出場ながら、疲れを見せない盤石のテニスを披露し、ストレートで勝利を収めた。

 起用が固定されない第5、6シングルスでは菱田亘槻(経3)、田中凛(商2)が登場。慶大戦で実力を発揮できないまま敗れた菱田は、気迫のテニスで見せ場を作るが4-6、4-6で敗れた。バックのクロスラリーが冴えた田中はストレート勝ちで監督の起用に応えた。第4シングルスの斎藤とは東海大菅生高時代にインターハイ団体準優勝。高校の途中まで強打一辺倒だったが、斎藤の「ラリーで長く繋ぐテニス」に影響を受けたと言う。「長いラリーができるようになった実感がある。そこを起点にポイントが取れた」と力強く語った。

 4強の壁を壊して、王座出場を手繰り寄せたい。次戦は昨年4位の法大。1部に復帰した一昨年は完敗、昨年も2-7と力の差を見せつけられた。2010年から昨年までの6年間、1位から4位は早大、慶大、明大、法大の「4強」が独占している。「今年のチームはダブルスで1本取れれば勝負になる」と北澤監督。スーパールーキーの望月を筆頭に、若さ溢れるシングルス陣には自信を持つ。ペアの経験不足など「不安要素」を抱えるダブルスが、3日後までにどれだけ修正できるか。

◆試合結果

中大 7-2 ●亜大

(ダブルス2-1、シングルス5-1)

ダブルス

NO1:○大和田・松浦 2(7-5、6-4)0 ●加藤・古田

NO2:●古田・望月 0(4-6、4-6)2 ○橋本・恒松

NO3:○宇佐美・正林 2(6-4、7-5)0 ●伊藤・児玉

シングルス

NO1:○望月 2(6-3、6-1)0 ●加藤

NO2:○正林 2(6-1、6-4)0 ●結城

NO3:○大和田 2(6-3、6-2)0 ●橋本

NO4:○斎藤 2(6-0、6-2)0 ○大塚

NO5:●菱田 0(4-6、4-6)2 ○恒松

NO6:○田中 2(6-3、6-4)0 ●吉田

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部