硬式庭球部

硬式庭球部・関東大学テニスリーグ戦第1戦対慶大

2016年09月01日

8月28、29日 有明テニスの森公園

王座へ向けて好スタート 初戦を勝利で収める

 王座出場権をかけて戦うリーグ戦が開幕した。中大は1部に属し、5試合を戦い抜く。  試合はダブルスの3試合からスタートする。中大の作戦は第2、第3ダブルスでの勝利だった。第2ダブルスの古田海人(商4)・望月勇希(法1)ペアは先日行われたインカレで優勝した逸崎・畠山ペアと対戦。第1セットはお互いがサービスゲームをキープする展開だったが、一歩及ばず5-7で落とす。第2セットでも粘りを見せ、タイブレークまでもつれる展開となった。しかしインカレ優勝ペアの実力を見せつけられ、6(3)-7でこのセットを落とし、敗退した。第3ダブルスの宇佐美皓一(経2)・正林知大(商1)ペアは安定した試合運びを展開。6-4、7-5で勝利した。第1ダブルスの大和田秀俊(法3)・松浦優太(法4)ペアは1-6、2-6で敗れた。

▲第5シングルス出場の斎藤

 ダブルスでは1-2とリードを許した中大。戦いの舞台はシングルスへと移る。第6シングルスの菱田亘槻(経3)は2-6、2-6で敗れたものの、第5シングルスの斎藤和哉(法2)は6-1、6-2で快勝。しかし天候不良によりシングルスの試合は中断され、残りの試合は29日へと持ち越しになった。

▲気迫を見せる望月

 試合再開後第4シングルスの古田が3-6、2-6で敗れると、中大はあと1試合落としたら負けが決定するという厳しい状況に置かれた。第3シングルスの大和田は第3セットからのスタートだった。シングルス全勝をリーグ戦の目標に掲げる大和田は第3セットを勝ち切り、役割を果たした。第2シングルスの望月は第1セットを3-6で落とすものの、「粘り強くいこう」と第2、第3セットをそれぞれ6-3で取り勝利した。

▲フォアハンドを打つ正林

 大和田、望月のインカレ出場選手が勝利への望みをつなぎ、勝敗を決するのは第1シングルスの正林の試合となった。相手は春関王者の上杉。正林にとっては初めての団体戦。第1セットは3-6で落としてしまうが続く第2セット、「応援があって、勝ちたいという気持ちが強くなった」と話す正林はタイブレークにまで及ぶ勝負をものにした。強気の攻めを見せた正林は第3セットを6-1で取り、中大の勝利が決定した。

 コートに立つ仲間を信じ、初戦を勝利で収めた中大だが、「まだまだ戦う上でやらなきゃいけないことがある」と月村隼人コーチ(平25卒)は振り返る。「1試合がどういうふうに周りに影響してくるか」を考えながら今後のリーグ戦を戦っていく。

◆試合結果

○中大 5(ダブルス1-2、シングルス4-2)4 ●慶大

ダブルス

NO1:●大和田・松浦 0(1-6、2-6)2 ○上杉・韓

NO2:●古田・望月 0(5-7、6(3)-7)2 ○逸崎・畠山

NO3:○宇佐美・正林 2(6-4、7-5)0 ●井上・平山

シングルス

NO1:○正林 2(3-6、7-6(5)、6-1)1 ●上杉

NO2:○望月 2(3-6、6-3,6-3)1 ●逸崎

NO3:○大和田 2(6-4、5-7、7-5)1 ●甲斐

NO4:●古田 2(3-6、2-6)0 ○韓

NO5:○斉藤 2(6-1,6-2)0 ●畠山

NO6:●菱田 0(2-6、2-6)2 ○福田

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部