ラクロス部

ラクロス部 関東学生ラクロスリーグ戦 対慶大

2014年10月16日

10月13日 大井ふ頭中央海浜公園第二球技場
対慶大
王者慶大相手に引き分け…リーグ戦5位 入替戦へ
 勝たなければ入替戦行き決定のリーグ最終戦。相手は単独首位の慶大だ。序盤点差を離していたが、後半に追い付かれ8‐8と引き分けに終わった。前回の試合、1部リーグ対成蹊大戦において初白星を挙げたラクロス部。勢いに乗って勝たなければという場面で、大事な白星を得られず。リーグ戦が終わり結果6位中5位。2部リーグとの入替戦行きが決まった。
 台風が上陸する目前で雨の中、慶大との試合は行われた。第1クオーターは試合開始から5分、エースAT小澤徹也(商4)が相手のDF陣をかわし、初っ端ゴールを決め1-0。雨天のため両者クロスがすっぽ抜ける場面が見られた。悪天候のためか捕球ミスなど慶大らしくないミスが多発。すかさず相手の弱点を突き、2-0とMF小湊陸(経3)がゴールを決めた。しかし慶大も黙ってはおらず、2-1と迫り来る。
第2クオーターは慶大のイリーガルプロシージャーにより中大ボールから始まる。しかし、相手にボールを奪われ2-2と同点に。だが、ここから中大の怒涛の攻撃が始まる。すぐに小澤がゴール前方からシュートを決め3-2引き離す。畳み掛けるように小澤のアシストから小湊のゴールを決める。またG菅野智隆(商2)の慶大の猛攻撃を死守したことやDF久保田直樹(商4)のパスカットからの林龍貴(商3)ゴールなど守備陣の活躍もあり、流れを引き寄せた。さらに小澤の日本代表級のゴールで一気に6-2と引き離し第2クオーターを終える。
 しかし、「後半は前半と雰囲気が全く変わった」(小澤)。第4クオーター中盤までに5連続得点と王者慶大の貫禄を見せつけるかのように6-7と逆転を決めてきた。だが、中大も負けてはいない。ここでエース小澤が2連続得点を決め、8-7とリードする。このまま逃げ切りたかったが、慶大も王者の意地を見せつけ、終わってみれば8-8の同点で引き分けになった。
 勝ち切れなかったため中大は1勝5敗1分と5位。2部2位との入替戦が決まった。「1部校は引きずりおろされる、独特な雰囲気が入替戦にはある。もう一度集中して臨みたい」(田口毅冶主将・経4)。「過去にも1部で良い試合をしていても、2部に落ちてしまったことがあった。気を引き締めていきたい」(高橋監督)。昨年、2部から15年ぶりに1部昇格を果たしたラクロス部。1部優勝という栄光を繋ぐためにも、絶対に負けられない。
コメント集
田口「3クオーターから4クオーターにかけて点が取れない時間が続いてしまった。いつもかだいになっているクリアで相手にボールを取られてしまう。そこから相手に点を取られてしまうのが今日の失点パターンで多かった。終始ゴールに向かい続け得点も取っていたけれど、小澤頼みになってしまった。なのでより得点を取ることが出来なかった。まずは自分に求められていること、点を取ることをしっかりこなしたい」
小澤「慶大という王者との試合で他の選手がビビっているんじゃないかと思っていたが、そのようなものは全く見えず、試合中は強気な面がよく見られた。慶大でもうちは十分戦えると思った。5得点だったが、今までで通算10得点で得点王が14得点だったのでそれを目指していた。3戦目から調子は上がってきている。今の状態なら残留もしっかり狙っていけると思う」
◆試合結果
中大 8(2-1、6-2、6-5、8-8)8 慶大
得点者:小澤(5)、小湊(2)、林

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部