拳法部

拳法部 第28回全国大学選抜選手権大会

2015年06月10日

6月7日 早稲田大学記念会堂

1年前のリベンジ果たした! 堂々の3位

 東から西の36の大学が集まり、トーナメントで行われた第28回全国大学選抜選手権大会。昨年は悔しい初戦敗退を経験した今大会。雪辱に燃える中大は3位に輝き、見事リベンジを成し遂げた。

1回戦対関学大 代表戦に向かう目黒主将と矢子

▲1回戦対関学大の代表戦に向かう目黒主将と矢子

 

 1回戦はいきなり、強豪関学大との対戦。先鋒の西山文哉(経2)が「何もできずに負けてしまった」と関学大の全日本チャンピオンの谷に敗れる。続く次鋒の公式戦初出場中村寛(商1)が、「(ケガの影響もあり)万全の状態ではなかった」と話すものの、中盤に的確な1本を重ね勝利。中堅の二橋克彦(経2)が敗れ、後がなくなるも副将の目黒蓮主将(法4)が面突きを2本決め勝利する。続く大将の矢子昂(法4)が引き分け、決着は代表戦へともつれ込む。代表戦は目黒主将が関学大の代表者谷から組み技で1本先取すると、最後まで相手の猛攻を耐え抜き見事勝利を収めた。

 続く2回戦は前年度準優勝の芦屋大との対戦。先鋒の西山が2本の組み技、次鋒の中村が面蹴り、胴蹴りの2本で快勝し勢いをつけると、最後は大将の目黒主将が組み技2本で勝利。芦屋大を3-1で破り、3回戦進出を決める。  

公式戦初出場の中村

▲公式戦初出場となった中村

 

 3回戦は龍谷大との対戦。先鋒の西山が引き分け、次鋒の中村は1本先取されるも、終盤に2本奪い返し逆転勝利。しかし、続く中堅の高橋伸明(法3)、副将の二橋がいずれも1-2で敗れる。後がなくなるも、大将の目黒主将が面突き2本で勝利を収め、続く今日2度目の代表戦でも2ー0で勝利。チームを準々決勝へと導いた。

 準々決勝の相手は大阪市大。先鋒の西山から、次鋒中村、中堅矢子がいずれも組み技で勝利し3連勝。3-2で大阪市大を破り、ベスト4進出を決める。

 準決勝は先日のリーグ戦で敗れた明大との対戦。先鋒は目黒主将と明大石田主将の主将対決。目黒主将は1本先取されるも、終盤に1本、続けて得意の組み技で2本目を取り、大事な先鋒で勝利を収めた。しかし、その後4連敗を喫し、1-4で敗れ決勝進出とはならなかった。

 中大は三位決定戦に進み、早大との今大会最後の試合。先鋒の中村が残り36秒で胴付きを決め勝利し、流れを作ると、次鋒西山、副将二橋も続いて勝利を収める。最後は大将の目黒主将が組み技を2本決め勝利し、早大相手に4-1の快勝で締めくくった。

 「キャプテンの仕事は、チームに勝利をもたらすこと。どんな状況でも俺は勝つ」龍谷大との代表戦を終えた後、目黒主将はチームにそう力強く話したという。「今年は各自が得意なことをやりながら、その上でチームを活かす戦い方ができている。だから実際の戦力以上の結果が出てる」そう分析するのは4年の矢子。西山も「団体戦では確実に勝てる選手になる。全国制覇を目指して個人戦も頑張っていきたい」と力強く語った。  頼れる主将のもと、チーム全体で確実に結果が出始めている中大拳法部から目が離せない。

大会を終えた中大拳法部

 

◆試合結果

①立命大②明大③中大 敢闘賞・目黒主将