拳法部

拳法部 日本拳法東日本大学新人戦・東日本総合選手権大会

2014年11月02日

11月1日
東京武道館
東日本で二冠! 新人も健闘!
 高校生から社会人までが出場する日本拳法東日本総合選手権大会、また、大学1、2年生までが出場できる日本拳法東日本大学選手権大会が行われた。
 中大からは、東日本総合選手権一般の部「軽量級」に、藤縄高平(法4)、「無差別級」に多賀祐太(商4)、中野優太(理工4)、「一般女子の部」に後藤穂奈美(文1)が出場し、多賀が東日本2位、後藤が3位と好成績を収めた。また、新人戦にも出場し、1年生3人ながら3位奮闘した。

決勝戦の多賀

 無差別級に出場した多賀は、一回戦二回戦を順調に勝ち進むと、三回戦は判定勝ち。続く準決勝では声を張り上げ気合を見せ、残り32秒のところで二本目となる面突きをきめ勝利した。決勝戦、緊迫した空気の中、試合は時間無制限の一本勝負の延長戦へともつれ込む。多賀は胴蹴りを決められ、2位に終わった。「ここまでこれるとは思っていなかった。いつもは緊張するけど、今日はしなかったのが良かった。今までしてきたことをしただけです」と試合を振り返った。同じく無差別級に出場した中野は二回戦、延長戦となり、粘りを見せるも判定負け。軽量級に出場した藤縄も一回戦で判定負けとなった。

1回戦、果敢に攻める後藤

 一般女子の部では、新人の後藤が出場した。初の個人戦に「すごく緊張していた」という後藤は初戦、開始わずか35秒にして2本を決め勝利。「絶対に勝ちたいと思って挑んだ、勝つ自信があった。思った通り」と振り返る。
 次戦の準決勝は三段の相手と当たる。格上相手に粘りを見せるも、2本を決められ敗選。「正直びびっていた、いつもの力を出せなかった」と悔しさをにじませた。しかし、「来年度にむけ、自分の弱点を見つけられた」とすぐに次を見据えた。
 個人戦初出場ながら、3位入賞と、堂々とした戦いぶりを見せた後藤。「パンチの速度が速くなったことにより、自信がついた。勝つと楽しいということを改めて思い知ることが出来た」と今大会の成果を振り返った。

3位決定戦、胴蹴りをする二橋

 新人戦では、5人制で行われたが、中大は選手が3人しか出場しなかった。しかし、1年生3人が奮闘した。
初戦の駒大戦、先鋒の田中是路(経1)は、開始約20秒にして2本を奪い勝利。副将の梁宇翔(商1)、大将の二橋も勝利し、一つ相手に不戦勝を与え、3-1で勝利。次戦へと駒を進める。準決勝の相手は段持ちの選手が揃う国士大。先鋒の梁、次鋒の田中が敗れてしまう。唯一の経験者である、大将の二橋が、ストレートで二本を決め勝利するも、二つの不戦勝を相手に与え、1-4で準決勝敗退となった。
 3位決定戦、梁、田中が続いて敗れ、負けは決まったが、二橋が身体の大きな相手から二本を奪い勝利。最後まで粘りを見せた。「自分はスポーツ推薦で入ったため、全勝することを目標にしていた。ほかの二人は厳しい練習に耐え、頑張っていると思う」(二橋)
 少人数でありながら経験者も少ない中大拳法部だが、今大会も力闘を見せた。二橋は、23日に大阪で行われる全日本学生拳法選手権大会にむけて「緊張して動きが悪くなるという課題を克服して臨みたい。目標はもちろん優勝」と意気込んだ。今季行われる最後の試合も注目だ。
◆試合結果
日本拳法東日本総合選手権大会
一般の部「軽量級」
●藤縄=1回戦敗退
「無差別級」
②多賀
●中野=2回戦敗退
「一般女子の部」
③後藤

日本拳法東日本大学新人戦
最終結果①明大②国士大③日大④中大
1回戦 ○中大3-1駒大●
2回戦 ●中大1-4国士大○
3位決定戦 ●中大1-4日大○


記事・写真 「中大スポーツ」新聞部