拳法部

拳法部 東日本大学選手権大会

2014年10月05日

10月5日
慶大日吉キャンパス
悔しい東日本3位も1年生が奮闘
 後期で初めての試合となった東日本。おととし中大はこの大会で六連覇を果たした。昨年は早大に敗れ、惜しくも準優勝。優勝奪還を目指したが3位に終わった。
 東日本大学形選手権では梁宇翔(商1)が出場。予選落ちだったものの、気迫の入った形を見せた。また東日本大学女子選手権では学連選抜チームに後藤穂奈美(文1)が出場。立大戦では二段保持者の岡田に敗れるも面突きで1本をとる。「黒帯の選手ではあったが、負けてしまってすごく悔しい」と語った後藤。次は絶対勝つと意気込んで臨んだ日大戦では2-0で見事ストレート勝ち。「7月に入部して9月から防具をつけた。次は個人でも団体でも1位を目指したい」(後藤)と振り返った。

優勝しか満足しない拳法部を引っ張る中村主将

 団体戦ではシードのため2回戦からの出場となり、立大との初戦。先鋒の多賀祐太(商4)が勝利すると、三段保持者の中野優大(理工4)や中村龍主将(法4)らも勝利。4-1で準決勝へ。
 準決勝では優勝候補の明大と対戦。7人全員が三段保持者であり、前戦の学連選抜戦でも相手を圧倒した明大。先鋒の多賀が胴蹴りを決めたあと、石田(明大)におさえこみを決められるが石田が負傷し途中棄権。思わぬ1ポイントを獲得した。次鋒の二橋克彦(経1)は胴蹴りを決めるものの、すぐに抑え面突きで返され敗れる。そのあと4人が立て続けに敗北。大将の中村主将の試合では負けが決まっていたものの果敢に攻め、面蹴りを一本。主将としての意地を見せた。
 3位決定戦へ回ることになった中大は立正大と対戦。先鋒の梁宇翔(商1)が片山(立正大)に抑え胴突きをしかける。そのあと胴突きで返されるも粘り、引き分けにもちこむ。その後次鋒多賀、参鋒の二橋は勝利。中堅の中野は抑え面突きを決め、優位に試合を進めたものの逆転負け。しかし最後は中村主将が2本を先取する。4-2で3位決定戦を制した。
 
試合後「優勝しか意味がない。3位では全然だめ」と振り返った中村主将。しかし敗戦はしたものの段所有者の格上選手に奮闘した1年生には「技術はまだまだないけれど、気持ちがすごく入っていた」(中村主将)とたたえた。夏に行った合宿では中村主将が走り込みを中心とした厳しいメニューを組み、1年生は苦しみながらもこなしたという。
 11月末の府立ではもちろん優勝だけを狙っている。「最後まで集中力を切らさないことが大切。笛が鳴るまで1本と言わず2本を取る気持ちでいなければならない。攻める拳法をめざす」と語った中村主将。久しぶりの府立制覇をめざし、課題を見つめなおす。

◆試合結果
東日本大学形選手権
梁=予選敗退

東日本大学女子選手権
学連選抜チーム
学連選抜(後藤は先鋒で出場)1-1立大
○学連選抜(後藤は先鋒で出場)3-0日大●

東日本大学選手権大会
最終結果①早大②明大③中大

2回戦 ○中大4-1立大●
準決勝 ●中大2-5明大○
3位決定戦 ○中大4-2立正大●


記事・写真 「中大スポーツ」新聞部