拳法部

拳法部 東日本大学リーグ戦

2014年05月20日

ライバルに惜敗、3位に終わる
5月18日
立教大学 武蔵野新座キャンパス

 
 新体制となって迎えた最初のリーグ戦。「優勝を目指して挑んだ」(多賀祐太・商4)中大だったが決勝リーグでライバルである明大、早大に敗れ3位に終わった。「勝利まであと一歩だったので余計に悔しい」(多賀)と語るように、明大には2勝3敗2分、早大には3勝4敗といずれも僅差での敗戦だった。
 予選リーグは圧勝だった。4試合を通して負けはわずかに1、順当に決勝リーグへと駒を進めた。各ブロックの1位と、ワイルドカード(ブロック2位で最も成績がよかった1チーム)の計4チームで行われる決勝リーグ、初戦の相手は昨年のインカレ王者・明大だ。
 優勝するためには何としても勝利したい試合だったが、明大に立て続けに3敗し、もう1つの負けも許されない状況に。しかし、目黒蓮(法3)が勝利してこの流れを断ち切ると、続く多賀も残り時間2秒9で面突きを決め勝利する。さらに、山原瑛之(商2)が2回りほど体格の違う相手に対し、フットワークと素早さを生かして引き分けに持ち込む。勝負を決める大将戦は両校の主将対決となった。緊迫感と声援が入り混じるなか、先に試合を動かしたのは中大だった。残り時間12秒7で中村龍主将(法4)が面突きを決め、勝負は決したかに思われた。しかし、残り時間6秒2で明大の大貫が面突きを決め、試合は引き分けで終了した。この結果、2勝3敗2分で中大の負けが決まった。「勝てなかった自分が情けない。引き分けは負けと同じ」と、中村主将は悔しさをあらわにした。

 勝てば優勝の可能性がまだ残る早大戦。先鋒の目黒が続けざまに2本を奪って勝利するが、続く高橋伸明(法2)、中野優大(理工4)が連敗。中堅の中村主将が逆転勝利で2勝2敗のタイに持ち込んだものの、藤縄高平(法4)、山原が連敗し負けが確定。大将の多賀が2本を取って意地を見せたが、悔しさの残る敗戦となってしまった。「相手は間合いを取るのがうまくて、中大が無理に攻められなくなってしまった」(目黒)と、敗戦の原因を振り返った。

 最終戦、ワイルドカードの慶大とは予選で当たっていたこともあり6勝1分で勝利した。この結果、中大は明大、早大に次ぐ3位に。しかし、優勝を目指していただけに選手たちに喜びはなかった。
 次の大会は全国選抜だ。「もちろん優勝が目標。もう一度気持ちを引き締めて練習する」(中村主将)。悔しさを糧に優勝を目指す。

◆試合結果
①明大②早大③中大
敢闘賞:目黒蓮

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部