アメリカンフットボール部

連載40回part2 アメリカンフットボール部

2014年03月15日


先日、新体制でスタートしたアメリカンフットボール部。昨年は1部(2ブロック編成、各ブロック8校)Bブロック4位に終わりました。リーグ編成のため今年からは1部8校(日大、法大、明大、立教大、慶大、早大、中大、日体大)で行われ、中大RACCOONSは7位という扱いになります。日本一を目指している彼らを代表して今回は主将の内海来選手(商3)、副将の宮本拓磨選手(経3)、篠田悠選手(文3)、オフェンスリーダーの鈴木崇浩選手(法3)、ディフェンスリーダー小林哲朗選手(文3)、キックリーダーの水谷晴貴選手(総3)にお話しをしていただきました。
 
――アメフト部はスポーツ推薦が少なく、また寮生活ではないそうですが、部の統率はどうされているのですか?
内海「縦割りの班や学年ごとの班を作ったりしてミーティングをする。『どうやって勝つか』などの真面目な話だったり、私生活の話をしたりしてる」
 
――「私生活の話」とは?
内海「女の子と上手くいかない、とか(笑)」
 
――オフの日はどうしてる?
内海「たまにポジションごとで遊びに行ったりする」
小林「結構温泉に行く人多いよね」
 
――部内で流行っていることは?
内海「僕が流行らせようとして流行らなかったネタがある(笑)最近だと、哲郎(小林)のモノマネかな」
小林「僕のモノマネはやりやすいそうです(笑)」
内海「最近は鶏のムネ肉2キロ食べるのが流行ってるね、俺は4キロ食べるよ」
一同「見えはるなよ!(笑)」
内海「でもとりあえず鶏のムネ肉は安くて高タンパク低カロリーで良いんです」
 
アメフトと言えば、何を思い浮かべますか?ラグビーと混同されることもある競技ですが、我々の世代なら『アイシールド21』という漫画を思い浮かべる人も多いでしょう。
――『アイシールド21』はアメフトをやっている側としてはどうですか?
水谷「熱い、良いマンガだった。けど、現実的に考えてありえない(笑)」
一同爆笑
鈴木「(主人公が40ヤードを4.2秒で走ることについて)NFLの選手で1人いるかってぐらいだから、そんな選手が日本の、しかも高校生にいるってありえない(笑)」
※NFL=National Football Leagueの略称。米国のプロアメリカンフットボールリーグ。
小林「アメフトを始めるきっかけになるかもね。実際にやってみると『マンガのあのプレーってこんなに難しいんだ』とか実感するよね」
宮本「昔アニメでやっていて、影響は少なからず受けている。アメフトを普及するって意味ではいいかな」
篠田「設定はぶっ飛んでるけど、あれを読んでルールを覚えたし、そういう面ではためになる漫画だった」
内海「(アメフトは)マイナースポーツだから、こうやって知ってもらえるのはうれしい。『アメフトやってる』って友達に言って『あ!あの『アイシールド21』のやつだよね!』って言われるとうれしい」
一同「めっちゃわかる」
ちなみに、アメフト部オススメのアメフトの映画は『タイタンズを忘れない』、『幸せの隠れ場所』の2本だそうです。
 
――最後に、今シーズンの目標をお願いします。
チームの目標
「突き抜けることでOne、つまり一枚岩になり、勝利を目指す」
 「突き抜ける」ことと「Oneになること」は矛盾しているように聞こえるがそうじゃない。他の選手よりも突き抜けて頑張っている仲間姿を見ると「俺も頑張ろう」って思える。ここから信頼が生まれる。これを皆がやればチームのレベルは上がり、互いに信頼し合う一つ(One)のチームになれる。
内海「個人の目標はない。チームとして勝つことが一番」
篠田「『かっこいい選手』になる。プレーだけじゃなく、普段のふるまいもかっこよくありたい」
宮本「皆が『あの人がいれば大丈夫』と思うような、チームの大黒柱になる。サックの個人記録1位を取る」
※サック=パスする前の相手クォーターバック(ボールをパスしたり、ランニングバックにボールを渡したりと、攻撃の起点となるオフェンスの司令塔)にタックルすること。宮本選手はこれを「ゲームの雰囲気を変えることのできるビッグプレー」と重要視しています。
小林「強いディフェンスを作る。細かいところまで本気になってやれるディフェンスになって、勝利に貢献する」
鈴木「オフェンスで勝つこと。そのためには自分たちのテンポでゲームを進めていく必要がある。そうするために、自分たちから動かなくてはならない。そして僕は誰よりも率先して(=突き抜けて)動いてオフェンス全体を巻き込んで、チームを一つ(One)にしていきたい」
水谷「キックを強くすること。今年は昨年よりも『目立つキック』を目指してやって、チームの勝利に貢献したい」