大学院

【究める vol.113】大学院生の生活⑫(総合政策研究科 博士前期課程1年 合田 樹さん)

2023年03月27日

「究める」では、大学院に携わる人々や行事についてご紹介します。
現役大学院生に院生生活や研究についてお聞きする連載「大学院生の生活」。今回は、総合政策研究科 総合政策専攻 博士前期課程1年の合田 樹(ごうだ いつき)さんにお話を伺いました。

 

   合田 樹 さん


  研究科:総合政策研究科


   専攻:総合政策専攻


   課程:博士前期課程1年

研究テーマについて

広義では、『生涯スポーツの普及によるQOLの向上』です。
狭義では、「教育機関におけるポジティブなスポーツ文化の醸成」に取り組んでいます。
具体的には、諸問題を抱える日本のスポーツ文化を是正する為、当文化の給を担ってきた運動部活動にレベル別リーグ方式の導入の是非を検討します。方法としては、部活動の変遷や運動部活動における特異な観念の発展経緯をレビューし、若年層世代で開催される大会システムの影響を聞き取り調査によって収集し、部活に関与する各グループ(指導者・生徒・保護者)の立場から分析を予定しています。
本研究を通して、人々が心身ともに豊かな未来を創る一助としたいです。

1週間のスケジュールについて

大学院生として、どのような1週間を過ごしているかについてお聞きしました。

  午前 午後(昼) 午後(夜)
ゼミ アルバイト 研究★/就職活動★
講義 アルバイト 研究/就職活動
研究 就職活動 研究/就職活動
ゼミ(学部)★ ゼミ 研究/就職活動
研究/就職活動 講義 研究/就職活動
講義 完全休養 完全休養
研究/就職活動 完全休養 完全休養


<Pick Up!>
★研究(月・午後)
研究活動は大学院の中で、最も重要な活動です。本活動に取り組むにあたって、専門性を磨くことは勿論、他分野の知見も高めることを意識しています。なぜならば、学際的な視点から研究を推敲することは、研究の質を高めると信じているためです。多分野の研究者の知見に触れることができる本研究科は非常に魅力的な環境であると思います。

★就職活動(月・午後)
就職活動は多大な労力を費やす活動ですが、研究活動との同時進行を心掛けています。なぜならば、就職活動から研究のヒントを得ることが多いためです。一見、関係がない業界での経験が、研究に新たな切り口を与えてくれます。また、大学院で得た知見が就職活動に活きることも多々あります。これこそが、院生の強みになると信じて、日々邁進しております。

★ゼミ(学部)(木・午前)
指導教授のご厚意で、学部ゼミのお手伝いをさせて頂いています。学部生の方から研究等の相談を受ける中で、学部生自身が考え抜く事ができるような疑問を投げかけることを留意しています。相手に合わせたコミュニケーションは非常に難しいですが、この活動を通して少しずつ培う事ができているのかなと感じております。

1日のスケジュールについて

続いては1日のスケジュールについて、具体的に例を挙げていただきました。

~7:00 睡眠
7:00~8:00 朝食
8:00~9:00 ジム/筋力トレーニング
9:00~10:00 移動
10:00~12:00 研究/講義★/就職活動
12:00~13:00 昼食
13:00~17:00 研究/講義/アルバイト
17:00~18:00 研究/講義
18:00~19:00 夕食/移動
19:00~22:00 研究/就職活動
22:00~24:00 休養★


<Pick Up!>
★講義
大学院の講義は学部までとは大きく異なり、基本的にはゼミ形式となります。先生方も自身の研究に寄り添えった講義をしてくださるので、大変学びになります。一方、知識があることを前提に講義・議論が進められるので、予習はしっかりと取り組む必要があります。

★休養
大学院では良くも悪くも全てが自分の裁量次第です。頑張ることは勿論ですが、しっかりと休むことも意識しています。休養が不足すると、日々の効率が少しずつに落ちていってしまうのでしっかりと休みましょう。

受験生のみなさんへ

私は大学までスポーツ一色の生活を送って来た為、勉強に対してコンプレックスを抱いていました。「大学院でやれるのか」という不安は勿論ありましたが、今は進学を選択した自分を褒めたいと思います。というのも、本研究の素敵な研究者の方々と出会い、多くのことを勉強させて頂いたからです。理想を追求する環境としては大学院はこの上ない環境であると思います。
「自分を変えたい」と考えている皆様、是非本研究に挑戦してみてください!

※この記事は2023年2月時点の内容です。