大学院

海老澤 侑さん(法学研究科 博士後期課程)が、村田学術振興財団の2022年度研究助成に採用されました

2022年07月01日

法学研究科 刑事法専攻 博士後期課程に在籍する海老澤 侑(えびさわ すすむ)さんが、公益財団法人 村田学術振興財団の2022年度研究助成に採用されました。

公益財団法人村田学術振興財団 研究助成について(村田学術振興財団ホームページ)

 

研究助成に採用にあたり、海老澤さんにコメントをいただきました


刑法175条は、「わいせつ物等」を「頒布等」した場合に成立します。ここでいう「わいせつ」とは、法律を勉強した者は全員暗唱できる「徒に性欲を興奮又は刺激せしめ且つ普通人の正常な性的羞恥心を害し善良な性的道義観念に反するもの」とされています(わいせつ3要件)。

では、この3要件は、"それぞれ"どのように解釈され、事件に適用されるのか。私個人の意見としては、明らかになっているとは思えません。それなら私が明らかにしてみようと思ったのが、今回の研究の一つのきっかけです。

とはいえ、3要件を一度に検討するのは難儀です。そこで今回は、この要件中の「性的羞恥心」に目を向けて、その意味内容の解明を目指すことにしました。

今回頂くことになった研究助成は、遅々として進まない自分の研究に発破をかけられたものだと思います。「わいせつ」の意味の解明を目指し、学説・判例実務に少しでも貢献できればと努力していきます。