大学院

【究める vol.62】活躍する修了生 村田 一馬さん(法学研究科 博士前期課程 2019年度修了)

2021年10月12日

「究める」では、大学院に関わる人や活動についてご紹介してます。
今回は、法学研究科 博士前期課程 民事法専攻を修了し、現在は一般社団法人 投資信託協会に勤務されている、村田一馬さんにお話を伺いました。

<活躍する修了生>

村田 一馬(むらた かずま)さんは、

2019年度に法学研究科 博士前期課程 民事法専攻を修了し、
一般社団法人 投資信託協会に就職。投資信託に関する調査・研究業務を行っています。

今回は、大学院への進学を決めた理由や院生時代のご自身の研究をはじめ、
現在のお仕事や受験生へのメッセージなどについてお伺いしました。

大学院へ進学した理由を教えてください。

大学3年次より、民事法(民法・信託法)をテーマとする専門演習に参加しました。
2年間の学びを通じて、本テーマについてより深く探求したいという気持ちが芽生えたため、大学院進学を決めました。

中央大学大学院への進学を決めた理由を教えてください。

私の研究分野をご専門にされている先生方が多く在籍されており、日本最高峰の学びの場であると考えたからです。そのような先生方の授業を少人数・近い距離間で受講できることが中央大学大学院の最大の魅力であると考えました。

大学院時代のご自身の研究テーマについて教えてください。

高齢社会問題、特に認知症等によって判断能力が低下した方の法的課題について研究しました。
修士論文は、高齢社会における成年後見・信託の活用(主に福祉型信託受託者の身上保護機能)をテーマに執筆しました。

院生時代は、どのような大学院生活を送っていましたか。

私は毎日割り当てられた研究室で論文執筆をする日々を過ごしていました。ただ、個人で研究と向き合う時間だけでなく、様々な年齢・国籍の方、専門家の方と研究テーマについてお話することもありました。また、頻繁に学内外の研究会に参加する機会をいただき、最新動向を調査できただけでなく、多方面からの意見に触れることで自身の研究への刺激にすることができました。

中央大学大学院へ進学してよかったことについて教えてください。

中央大学大学院には、図書館や共同研究室などの研究に適した設備や、事務室などのサポート機能が充実しており、論文執筆をするうえで最高の環境が整っていました。また、授業は一人ひとりの距離感が近く、より専門性の高い内容について深く考察することができました。

就職してからは、どのような日々を過ごされていますか。

就職後は、投資信託に関する調査・研究業務を行っています。直接、民法や信託法の知識が活かされる場面は少ないですが、常に”信託の正しい姿”を意識して物事に当たるよう心がけています。
特定の個人や団体の利益を上げることを目的とした仕事ではなく、信託制度の一つである投資信託によって日本の家計拡大を目指すことが業務であるため、大学院時代の思考や大学院時代の思考や課題に対する向き合い方は活かされているのではないかと思います。

受験生のみなさんへのメッセージ

大学院は、自身の興味のある研究に思う存分向き合うことができる環境です。中央大学大学院の特長を十分に活用し、先生をはじめとする様々な方と議論を交わすことで、自身だけでは到達できない成果を上げることができると思います。大学院に入学した際には、是非そのような場に積極的に参加しながら研究を進めていただければと思います。

 

※本記事の内容は、2021年10月時点のものです。

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