大学院

【究める vol.45】修了生の声(経済学研究科 博士後期課程)

2021年03月26日

高尾 美鈴さん(経済学研究科 博士後期課程 2020年度修了)

 

高尾 美鈴(たかお みすず)さん

2020年度に経済学研究科 博士後期課程 経済学専攻を修了し
博士(経済学)を取得しました。

<博士論文タイトル>
観光アクティビティと持続可能性
ー市場の失敗回避と観光資源管理の在り方をめぐって

大学院時代の研究について

「観光アクティビティと持続可能性-市場の失敗回避と観光資源管理の在り方をめぐって」というテーマで博士論文を執筆しました。観光市場の失敗について、地域観光資源の性質や、観光財・サービスの消費活動に関連する負の外部性に関して、理論分析とアンケートの個票データを用いた実証分析をしました。

ご自身にとって大学院はどのような場でしたか

大学院では指導教授をはじめとする先生方が大変親身になってご指導くださり、また、先輩や院生とも活発に議論をする機会があり、周囲の皆様に支えられて非常に楽しく充実した研究生活を送ることができました。
中央大学の大学院は、とても良い環境で研究したいテーマに専心できる場でした。豊富な蔵書やデータベースが利用でき、院生の共同研究室には個人で使える机と本棚があり、落ち着いた環境で研究ができました。

大学院時代の印象に残っている出来事について

学会報告で全国の様々な大学へ行ったことが印象深いです。博士前期2年生の時に初めて日本地域学会で学会報告をしたのですが、その時の報告で優秀発表賞を受賞しました。自身が研究している内容を先生方に聞いていただき、アドバイスやコメントを頂戴できるということが、とても研究の励みになりました。また、学会報告の際に、指導教授に全国の美味しいものをご馳走していただくのも楽しみでした。私の指導教授は大変優しく、きめ細やかに指導してくださりました。先生のおかげで、学会報告や論文投稿、学位論文の提出などをつつがなく行うことができたと思っております。大変感謝しております。

修了後の進路について

修了後は、中央大学の経済学部で任期制助教として勤めさせていただく予定です。私は、学部生時代に先生方のおかげで大変楽しく経済学を学ぶことができました。尊敬する先生方のように、学生が少しでも苦手意識を持たずに楽しく勉学に励めるよう、助力したいと考えております。大学教員として、学生の指導と自身の研究、大学の校務に精進していきます。

受験生へのメッセージ

私は、中央大学の大学院でとても楽しく研究生活を送ることができました。
大学院では、自身の研究したい内容を、深く、突き詰めて考えることができます。受験生の皆様にも、中央大学の良い環境で、自分自身が「面白い」と思えるような研究をしてほしいです。

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