「究める」では、大学院に携わる人々や行事についてご紹介します。第16回は商学研究科博士課程前期課程の留学生 林 秀暖(リン シュウダン)さんよりお話を伺いました。
大学院生活について伺いました
林 秀暖さん
―なぜ、大学院に進学をしたいと思ったのですか?―
私は、大学2年生の時にビジネスやマネジメントの授業を受けたことで経営学、特にマーケティングに興味を持ちました。自分の身の回りで行われるマーケティングの重要性が見えるようになり、だんだん面白くなりました。大学院でマーケティングを本格的に勉強し、さらに深く理解し極めたいと思いました。
―どのような研究をしていますか?―
私の研究は、ブランドに対するアンチの口コミが、反復購入度の高いブランド・ロイヤルティの消費者にどのような影響を与えるかということをテーマにしています。
あるブランドに対してロイヤルティの高い消費者だけではなく、そのブランドを嫌って抵抗する人も存在することと、そのような人からのアンチの口コミがある程度の影響力を持つことがあることをSNSを通じて気がつきました。インターネットが急速に発展している中、ロイヤルティのある消費者は企業やブランドにとって大事な消費者ですが、そのような大事な消費者はアンチの口コミに、どのように反応するかを研究しています。
―大学院生活はいかがですか?―
大学院とアルバイトを両立し、とても充実した生活を送っています。大学院では、様々な専門書やケーススタディを読んで授業で発表し議論することがあります。私は、研究したいテーマに関わる先行研究を読んで進捗報告をすることで、自らの研究の可能性を探っています。また、大学院修了後日本で就職したいと考えており、就職活動の準備としてインターンシップにも挑戦したいと考えています。
受験生のみなさんへ
私は、試験勉強の時に主に専門知識や語学の修得に重点を置きました。留学生として専門知識はもちろん日本語や英語の勉強も必要で大変でしたが、大学院に入ってみると、やはりそれだけでは、まだまだ足りないと感じました。より広い視野で問題点を探し、異なる立場で解決方策を思考することも重要だと思います。私も色々な点で自分を鍛える必要がありますが、まだ一年生なので、これから受験する皆さんと一緒に頑張っていきたいと思っています。
※掲載内容は2019年11月14日時点のものです。